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幻想図書館(第六幕)

今回は入院している間に友人と考えたストーリーを軸に、肉付けしてSSにしてみました。

幻想図書館、その中から新たなキャラクターの登場です。

では早速ですがどうぞ!



ここは魔王「深遠の令嬢」たちとは別の世界軸。
ある野を二人の騎士が疾走している。
「ハァ...ハァ...
 まさか...あんな上級魔族が相手とはな...」
「貴族様たちの命令とは言え...
 皆が...」
「言うな。
 我々を逃がしてくれた彼らの為にも...生きるんだ!」
「はい!
 ...た、隊長!
 後ろから!!」
「チィッ
 流石上級魔族だな!
 もう追いついたか!」
「何てこと...。」
「...ここで私が引き受ける!
 お前だけでも逃げろ!」
「そんなッ
 隊長ッ
 私は隊長を置いて逃げるなんて出来ません!」
「...アイツと私との約束なんだ!
 お前だけは守る、と!
 だから...逃げろ!!」
「ッ!!
 解り...ました!
 だけど、隊長もちゃんと逃げてください!
 いつもの場所で待ち合わせましょう!」
「あぁ、解った!
 さぁ...さっさと行け!!
 うおおおぉぉぉぉぉッ!!」
上級魔族の群れに一人引き返す隊長。
女騎士は一人、逃げる。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
待ち合わせは場所はとある山奥の廃屋。
何とか追っ手を撒き、隠れ家に着く女騎士。
「ハァ...ハァ...。
 ここなら...解らないでしょう。
 隊長を...待とう。」
「遅かったじゃないか?
 お前の身体能力から考えるともう少し前についていてもおかしくないはずだが?」
突如自分を守って敵地に残った筈の人からの声がかかり、驚く女騎士。
「隊...長...?
 どう...して...。」
歩み寄ろうとして、足を止める。
気配が...人間のそれじゃない。
「この気配...魔族?
 隊長じゃ...ない!?」
「ほう、流石だな。
 この気配に気付くとは。」
「魔物が...ッ
 隊長に化けたのか!?」
「私は正真正銘、お前の知っている隊長だ。
 ただし、人間ではないがな。
 私はお前を仲魔にするべく、主より使わされたのだよ。」
「そん...な...?」
誰よりも高潔で雄雄しかった、その隊長が...
「さぁ、お前も人間を辞めよう?
 私は真の主君にに気付かせてもらったのだ。
 あの国に守る価値は無い事を。
「そんな...隊長...。」
「あの無能な貴族どもの無謀な作戦にしたがってこのザマだ。
 どうせ国に戻れば、その責任は私たちに転嫁するだろうよ。」
「ぅ...
 ですが...」
「ですが、何だ?
 私はお前を無駄死にさせない為には、手段を選ばん。」
「そん...な...。」
「フフ...それに、お前だけは私の手で堕とす。
 我が主君から頂いた"種"を使ってな。」
「ン!?
 ンンン~~~ッ!?」
-ゴクン
不意打ちのように隊長が口づけをしてくる。
人間だった頃とは全く違う疾さ。
反応する間もなく、何かを...飲んだ。
「(何ッ
  何を飲ま...せ...た?)
 う...ああああああああああああああッ!?
 (身体がッ
  熱いッ
  何なのッ!?)」
身体の表面を何かが這い回る様な感覚。
「(何...?
  この感覚はッ!?)」
「フフッ
 これでお前も私と同じ。
 仲魔になるのだ。」
「私が...魔族?
 隊長と...同...じ?」
「そうだ、下らない"人間"を辞めて
 我らは真の主君に仕える、魔族となったのだ。」
「魔...族に...?
 そん...な...?
 ぅ...?」
見ると腕や足、胸に今まで無かった紋様が浮かんでいる。
そして、こめかみの部分には...これは角か?
私は...隊長と同じ魔族に...
そう感じた瞬間、体中に電気のように快感が走る
「ぅ...あああぁぁぁぁあっっ
 隊長...隊長...隊長隊長隊長隊長ぉぉぉぉぉッ!!」
「解るぞ。
 私も初めてはそうだった。」
「何...なの?
 身体が...。」
「フッ...
 さぁ、"力"を与えてやろう。」
隊長が私の額に指を当てる。
ードクン、ドクン
「うああああああああああああああッ!?」
隊長が触れた指先から得も言えぬ恍惚感が全身を駆け巡る。
そして、身体が喜んでいる!
「私にッ
 私にもっともっと"力"をッ
 "力"を下さいッ
 もっと、隊長のようにッなりたいッ!!
「フフッ
 お前は人一倍、私に憧れていたからな...
 それに、アイツの妹だ。
 アイツに頼まれたんだ...。
 だから、アイツに変わって...私がお前を守る。」
「あああッ
 隊長ッ!!
 私に、私に私に"力"をッ
 あぁあぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
突如その場に声が響き渡る。
『貴方たちのその物語(ストーリー)、是非とも我らが"図書館"へ収蔵させて貰いたいの。』
「「誰ッ!?」」
『何、名乗る程でもないの。
 私は単なる蒐集者でしかないから。』
いつの間にかそこに人がいた。
革張りの本を抱えた、タキシードにシルクハットといった服装の少女が答える。
『"幻想図書館"の蒐集者として、貴方たちの物語は収蔵に値すると判断させてもらったのよ。』
「何を訳のわからんことをッ!!
 私は隊長と...一緒に居たいだけだッ!!
 邪魔は、させない!」
魔族化したことにより、人間では出せない速度での突剣を繰り出す女騎士。
しかし軽くいなす、少女。
『フフフ...』
「な!?」
驚く女騎士を尻目に、隊長騎士に歌うように問う少女。
『素晴らしいわ。
 親友の妹を守る為なのに、逃がしたはずの少女をその手にかけ魔物とする。
 今、貴方の気持ちはどうなのかしら?
 喜び?後悔?
 ねぇ、どうなの?
 フフッ、フフフ...。』
「だ、黙れぇぇぇッ!!」
大剣で切りかかる隊長騎士。
しかし、それも軽く避ける少女。
「なん...だとッ!?」
『フフフッ、怖い怖い。
 "書"にする前に貴方の本音が聞きたかったのだけど...。
 まぁ、いいわ。』
「何を言っている!」
「私たちの邪魔をしないで!!」
連続攻撃を仕掛ける二人。
しかし、少女はその攻撃をも軽く避ける。
『無駄だというのに...。
 さぁ、諦めて書になりなさいな。
 フフフッ
 さぁ貴方たちも私のコレクションよ。
 -ブックメーカー。』
少女が抱えていた書が開かれる。
そこには...何も書かれていない。
否、『書かれていなかった』。
徐々に、文字が書を埋めている。
「な、何だ!?
 身体が!?」
表現しがたい気配が全身を包む。
「た、隊長ぉ...。
 私、何かおかしいのです。
 昔のことを次々と思い出していくんです。
 だけど、段々最近の事にまで...。
 あぁ...?」
「なん...だ...?
 これ...は...。
 身...体が?」
二人の身体が解されて"文字"となって書を埋めているのだった。
"書"を床に置き、少女は答える。
『貴方たちの記憶・肉体・魂全てを"書"にしてるのよ。
 フフッ
 これで貴方たちは永遠の存在となれるわ。
 "書"の中で二人、永遠に過ごせるのよ。
 良かったじゃない。
 フフッフフフフフ...。』
「「...。」」
その時にはもう二人とも反応も出来ない状態だった。
やがて...新しく"書"ができる。
その内容は二人の人間が淫魔に堕ちたストーリー。
"書"を拾い上げ少女は言う。
『彼女たちがどのように淫魔になったか、読んでみたい方は是非、幻想図書館へ。
 しかしこの図書館、何時でも・何処ででもといった図書館ではありません。
 真に「読みたい」、その欲望が図書館に認められし時、その入り口は開かれますの。
 フフッフフフフフ...。』

少女の楽しげな笑い声が廃屋に響き渡る。

~了~

といった感じで今回は幻想図書館をお送りしました。
今回は入院している間に友人と色々ストーリー案を出し合って作ったストーリーでしたが、如何でしたでしょうか?

ちょっぴりアダルティ(ぽくしてみた)な表現を入れてみましたが、文章能力の低いおしたりにはこれが限界でしたorz
幻想図書館シリーズを暫くは続けて行きますので、今後ともお楽しみくださいませ!

-おしたり@かなり回復しました。
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プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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