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第7部~宵姫~

入院前にこちらのストーリーのが先にある程度完成していたので今回は間がそれほど開きませんでした。

さぁ、魔王様の様子が...?
といった所であえて、次回に持ち越しました。
ではでは、早速どうぞ!



魔王の気配が徐々に...変わっていく。
『下らぬ...。
 目が覚めたと思えば...。
 最悪の気分よ。』
深遠の令嬢の両目が闇色に輝く。
そして濃密な魔力が辺りに漂い始める。
そして...影から"闇"が滲み出す...。
全てを喰らい尽くす、"闇"が。
じわり...じわり...と周囲を侵食するかのように範囲を広げる。
家具も、そして操られた人たちの死骸すらも"闇"が喰らい尽くす。
闇に侵食される部屋の中で"宝石商"が慄く。
「な、何...?
 一体...一体お前は何なのよ!?」
『...我は深淵...
 否、我は三神の一神...宵姫。』
「三...神ッ!?
 この世界を創造した...!?
 何を言ってるのさ!
 そんな"神"がよりにもよって"魔王"!?
 フフフッ
 阿呆らしい!
 (ガタガタガタ)」
"宵姫"がヴェラを指さす。
「ッ!?」
魔力の高まりを感じ、飛び下がるヴェラ。
指さされた空間に"闇"が現れる。
『我を...呼び出したのだろう?
 それ相応の覚悟あっての事よな?』
「な!?」
『我が依り代を不快にさせおって...
 我の気分も悪い...。
 下らぬ用ならば...消す。』
「(き、危険過ぎる!?)」
『まさか...我を不快にする為だけに呼び出したのか?
 度し難い愚か者め。
 この地、この場を無かった事にするか。
 面倒じゃ。
 -動くな。』
「ヒッ!?」
ヴェラが動けなくなる。
そして"宵姫"が右手を上げる。
『終末の書よ、これに。』
差し伸べた手の先に"闇"が濃縮され、一冊の書となる。
その書を取り、開く。
『さて、どうしてくれよう?
 ただ殺すだけではつまらん。
 そう思わんか?』
「ヒッ!?
 (駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ。
  もう死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ。)
 で、デュベル!!」
魔石を使い空間を繋げる"宝石商"。
デュベルが部屋に転移してくる。
そしてヴェラを守る為に"宵姫"に切りかかる。
ガキィィィィッ
しかし剣は"宵姫"の目の前で何かに弾かれたかのように静止する。
『何じゃ?
 心無き人形か。
 哀れな...失せよ。』
手をはらう"宵姫"。
壁まで吹き飛ばされるデュベル。
「グッ...ハッ!!」
大量に吐血する。
『人形の分際で...わきまえよ。』
デュベルは宝石商でなく、"ヴェラ"の身の危険を感じて、立ち上がる。
「手を...だすなッ...」
書を一旦閉じ、デュベルに興味を持つ"宵姫"。
『ふむ、面白いな。
 何がお前を動かすのか...。』
そして"宝石商"を見て納得したかのように頷く。
『なるほど。
 その"器"となった者に負い目を感じておるのか。
 心を無くしてもそのような行動に出れるとは。
 人間はやはり、面白い。』
くつくつと笑う"宵姫"。
『だからといって許すわけにはいかんが、の?』
指を鳴らす。
同時にデュベルの内部から"闇"があふれ出る。
「ッ...!?」
"闇"に侵食されるデュベル。
「ヴェラ...さん...。
 すま...ない...。」
謝罪の言葉を最後にこの世から消滅する。
「ぁ...ぁああああああああああッ!?
 デュベルさんっデュベルさんッ!!
 あぁぁぁあああああああああああああッ!?」
『ほう?
 "器"の心が現れたか。
 フフフッ面白いのぉ?』
"書"を再び開きヴェラに目を向ける"宵姫"
「よくもよくもよくもッ
 デュベルさんを!
 あの人は関係ないのに!
 必ず、必ず殺してやるッ殺してやる!!
 "宝石商"力を貸して!」
「(ヴェラが...アタシの力を強制行使している...?)」
『おぉ、怖いのぉ。
 だが、先に関係ない者を襲ったのはそちらだがの。
 自分の視点でしか見れん、これも人間か。』
「五月蝿いッ五月蝿いッ!!
 魔物の癖に!
 死ねぇぇぇぇ!!」
魔力を封じた魔石をありったけ投げる。
『下らぬ理由よな。
 もう飽いたわ。』
指を鳴らす"宵姫"。
魔石が悉く霧散する。
「なッ!?
 何...でッ!?」
『人間よ、この世から失せるがいい。
 その存在、世界の記録からも消し去ってくれよう。』
「何を言うかぁぁぁぁぁッ
 何様のつもr...」
言葉もなくこの世から消滅するヴェラ。
『次に、憑きし痴れ者よ。
 己は我が闇で永遠の苦しみを与えてくれん。』
「(ヒィィィィィィィィッ!?)」
『-闇よ。永遠の苦しみをこれに。』
思念体となった"宝石商"に"闇"が迫る。
『依り代となったこの者の意識下に埋もれるがよい。
 そこで永遠に殺されよ。』
「(アアアァァァァァァァァァァッ!?
  闇がッ
  闇がァァァァァッ
  たすッ助けてェェェェェェェッ)」
『フン...。
 こやつらが傷ついたのがそれほどショックか...』
倒れたソフィアとヒノを見る"宵姫"。
『...今回...だけぞ?
 我が依り代。
 -冥王ケフよ。』
"書"を使い"冥王"を呼び出す"宵姫"
「誰だよ、俺サマを呼び出すなんて野郎は...。
 ったくダリィな。」
『すまんの、ケフよ。
 我が呼んだのだ』
「まさか..."宵姫"の姐さん!?
 封印から出てこられたんで!?」
『限定的に、な。
 少し悪いのだが、この二人の冥界行きを止めてもらえんか?
 我が依り代には必要なのだ。』
「普段は出来やせんが...姐さんの頼みだ。
 やりましょう。」
『すまんの。
 手間をかける。』
「いえいえ、姐さんに助けてもらった事への恩返しでさ。
 少し待って下せぇ...。」
少し時間を置いてケフが言う
「こっちの騎士の娘は魂が冥界の寸前にいましたね。
 部下にこっちに誘導させやした。
 しかし...僧侶の娘は冥界に来てませんぜ...。」
『何...?
 それは何故だ...?』
「こんな真似が出来るヤツは...。」
突如声が響く。
「私だ。
 ソフィア君の魂は私が預かっていたのだよ。」
『!!
 法皇ハーベス...ッ』
「手前はッ!!」
「ケフ君、この度は手間をかけたね。
 礼を言うよ。」
「手前に礼を言われてもうれしかねぇよ!」
「フッ...嫌われたものだ。
 さて、宵姫よ。
 ソフィア君の魂だ。
 受け取りたまえ。」
『何の...つもりだ?
 私はこんな事をされても貴様を許さないぞ?』
「損得勘定抜きにして欲しいものだがな...。
 まぁ、その"力"、危険なのでそろそろ眠ってもらいたいのが本音なのだよ。」
『言われずとも、そろそろ活動限界よ。
 限界になるのを見越して着たくせによくも、言う。』
「フッ...
 私はそこまで計算づくではないよ。
 まぁ、ソフィア君の魂は返した。
 私の今回の用事は済んだのでそろそろ、失礼させてもらうよ。」
「さっさと帰りやがれってんだ。
 姐さん、またお会いできますかね?」
『どうだろうね...。
 また、迷惑をかけるかも知れんが宜しく頼むよ...。
 そろそろまた、眠りの時だ。』
「解りやした...。
 では、俺も戻ります。」
『ケフ...ありがとうね...』
そして、目覚めたソフィアとヒノ。
"宵姫"開放の反動で倒れた魔王と、城の現状を見て卒倒するのは別の話。
また少し、魔王を中心にキナ臭くなっていくようだ...。

~了~

今回はとうとう、"宵姫”の力を解放してしまった魔王様。
三神のうちの一人等、情報が小出しながら出てきています。

しかし、、、44号こと小純ちゃん。
あえて彼女は今回死んでもらいました。
堕ちた→実は裏人格があって堕ちてない。そして敵だった!という話を思いついたためですが...

このシリーズはこれにて一旦休憩を入れます(またか。と仰るかも痴れませんが…)
次回からは幻想図書館がまた、始まります。
ストーリー構成を少し変えていますので、是非お楽しみを!

-おしたり

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プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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