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第7部~侵攻~

私信ですが入院する羽目になってしまいまして、暫く開いてしまいました...。
メモに残してあったので大体のストーリーにはブレが無いとは思いますが、一部、おかしい点があるかもしれません(汗

という訳で前回、前々回と第一話につながる少し前の話をお送りしました。
今回からまた、現在の時間軸に戻ります。
では、どうぞ~。



小純として魔王、「深淵の令嬢」に仕えるようになって1週間ほど経つ。
今はメイドの真似事で、魔王様の普段の生活の補佐をしている。
普段は栞さんがしているらしいのだが、今は商業都市へ潜入しているのだ。
魔王様の命を狙った私なのに、皆良くして下さる...。
色々な人と出会い、暗殺の道具でなく、人間として初めて"生"を実感している。
しかし...時々記憶が曖昧な事がある。
...全く別の環境に入って混乱している所があるのだろうか?
そんな時、小純の中で声がする。
「(ソロソロ、行動スル時ダ...)」
「!?
 な、何!?」
幻聴ではない。
確かに、頭の中に声が響く。
「(オ前ハ何ダ...?
  暗殺ノ道具デハナイカ。。。。)」
「何だ...この声はッ!?」
「(オ前ハ、道具。
  ヴェラ様ノ道具ダ)」
額が...割れるように痛いッ
「う...うぅ...ッ」
額に触れると...何かが張り付いて...いる?
石...か?
「何...だ?
 これ...はぅあぁぁあぁッ!?
 (サァ...ヴェラ様ニ従ウノヨ...)」
「私は...この方たちに...恩返しするまではッ
 ぅぁぁぁぁあぁぁぉッ!!!」
「(何ヲ言ウノ...44号?
  "私"ハ ヴェラ様ノ短剣ダロウ?)」
「違うッ違うッ!!!
 私は"小純"だッ!
 ソフィア様と魔王様が下さった名前なんだっああああああああああッ!?」
そこに別の"声"いや、命令が下される。
「(思ったより面倒なヤツだな。
  良いからさっさとアタシの支配下に入れよ。)」
"石"から魔力が更に侵食する。
「アッあああああああああああああああああああああ!?」
「(さぁ、任務を思い出しな!)」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王は今日の執務が終わり、自室で休憩をしていた。
部屋をノックする音がする。
『開いてるわぁ。
 入っていいわよぉ?』
扉を開けて"小純"が入ってくる。
「...。」
『小純?
 どうしたのかしらぁ?
 ...その魔力...覚えがあるけどぉ?』
「魔王...死んで頂く。」
"小純"の額にキラリと小さく輝く魔石があった。
『...魔石か...
 いずれ何かをしてくるとは思ってたけどねぇ...。
 思ったより芸が無かったわぁ。』
「...余裕だな。
 しかし、そうも言ってられるか?」
"小純"が指を鳴らすと同時に魔王の私室へ人がゾロゾロと入ってくる。
城のメイド、近衛兵たちだ。
『...!
 城の人間にまで手を出したの...?
 (まさか、普通の人間まで使うとは...)』
「我の受けた指示は貴様を抹殺する事だ。
 使える物は何でも、使う。」
『ッ
 (油断...したわねぇ...。)』
一方、ソフィアは今日も魔王とティータイムを楽しもうと城内を歩いていた。
しかし異変に気付く。
人が...いない?
「お姐様...?
 まさか、また侵入者?」
廊下をヒノが歩いているの発見し、声をかける。
「!
 ヒノちゃん、一緒に来て!」
「は、はいぃぃぃ!!」
魔王の私室へと急ぐ二人。
道中誰にも会わない。
「これは...ヤバいかもね...。
 (小純ちゃんがいてくれるから、お姐様は大丈夫だろうけど...。)」
「誰もいませんね~?
 どうしたんでしょう?」
「(このお気楽娘は...)」
ヒノと共に魔王の部屋に飛び込むソフィア。
魔王に迫る一団に"小純"を見つけ、呼びかける。
「小純ちゃん...?」
"小純"だった者が振り返り、冷酷な口調で告げる。
「"小純"...?
 誰の事だ?
 我に名など無い。
 我はヴェラ様の短剣。
 ヴェラ様の命に従い、処理する者だ。」
「何を言っているの?
 貴方は"小純"ちゃんでしょう?」
ズキッと頭が痛む。
「-ッ
 何を言っている。
 我は44号だ。」
「しっかりなさい!
 貴方は小純ちゃんよ!」
-ズキッ
更に頭痛がする。
「ッ
 五月蝿いッ
 これで...任務完了だッ!」
指を鳴らし魔力を解放する"44号"
指示を受け、操られた人たちが一斉に行動する。
「「「魔王、深淵ノ令嬢ヲ排除スル...」」」
メイド、近衛兵に取り付いた魔石が一斉に淡く輝く。
『魔力の...暴走!?
 (この量は...ただでは済まないッ!?)』
ソフィアとヒノが間に飛び込む。
「お姐様ッ
 後ろにッ!!」
「魔王...様ッ!!」
『あ、貴方たちッ!?』
閉鎖された空間で魔石に込められた魔力が暴走する。
ズッウゥゥ.....ン
『ぅ...
 ソフィア、ヒノ助かった...わ...?
 (ソフィアなら...防御法術で何とか守れてたかもねぇ...。)』
魔王の足元にソフィアの身体とヒノの身体が横たわる。
二人ともピクリともしない。
『ソフィ...ア?
 ヒノ...?
 ふ...フフフ...。
 回復法術を使える貴方の事...ふざけてる...のよねぇ...?
 ほら、ヒノが血を流してるの...よぉ...。
 貴方も、ほら、大丈夫...でしょお?』
「フフ...フフフフ...
 大・成・功のようねぇ。
 あとは私がトドメを刺せばいいって寸法よ!」
宝石商ヴェラが空間を曲げて現れる。
「フフフッ
 先の魔石爆弾を喰らって生きているなんて流石ねぇ...。
 しかし、そこまで弱ってたらアタシの力だけでも大丈夫そうね!
 魔石を結構消耗したけど、お前を殺せるなら安いもんさ!
 ハハハハッ」
『...ソフィア...?
 ヒノ...?
 皆...?
 (この城での暮らしに慣れきっていたかしら...?
  私の中で人間への思いが大きくなってる...?)』
「44号に取り付けた魔石に気付かなかったなんて間抜けな話よねぇ。
 やっぱり、仕えてる人間使うと油断するのかしら。
 アタシって天才だわ。
 アハハッ」
『そう...か...。
 貴様...か...?』
「ハッ!!
 アンタを殺せば商人ギルドもこの国もアタシのものになるしな!
 あと、司書のヤツにある意味恩返しにもなるさ!
 ハハハハッ!!」
-空気が冷える。
『度し難い愚か者だな...。
 その程度の理由で我が依り代を追い込み...我を呼んだのか...。』
"魔王"の気配が変化している。

~続く~

何か危険な香りがしてきましたよ...?
といった所で次回に続きます。 
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No title

お久しぶりです!
コメディたっちも良いですが、シリアスな雰囲気はもっと大好きです!
幻想図書館が絡んでから、物語に厚みがででて一層面白いです。
次回も楽しみにしてます!!

Re: No title

>>通りすがり さん

お言葉を頂き、有難うございます!

第7部終了後はまた、幻想図書館シリーズに戻ります!
次回から図書館の司書以外の人物などが登場予定ですので、是非お楽しみくださいませ!
プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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