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第7部~商人ギルド直轄店~

さて、商業都市にやって来た宝石商。
次はどのような行動に出るのでしょうか?

早速ですが、どうぞ!



デュベルを連れて商業都市へやって来たヴェラ。
「さて、ギルド直轄店とやらへ行こうかしら?」
「あぁ。
 だが、何を持っていくんだ?」
「?
 どういうことかしら?」
「相手は商人ギルドだ。
 何かの商談があるなら彼らは会うが、何も無ければ断られるだけだ。」
「よく知ってるのね。
 まぁ、魔石...はまずいから単純に宝石を売る名目でいいかしらね。」
「解った。」
ヴェラが魔力を抽出し、宝石を作り出す。
「これだけの高純度の宝石はそうは自然にはないからねぇ。
 さ、行こうかしら。」
「あぁ。」
直轄店に向かう二人。
受付の若い商人が笑顔で挨拶をする。
「いらっしゃいませ!
 商人ギルド直轄店本店です。
 本日はどのような御用でしょうか?」
「少し、宝石の商談をしたいのよ。
 偉い人を出してくれるかしら?」
「えっと...。
 宝石などの高額品はギルド本部で扱いを決めるので...。」
「これだけの高純度の宝石よ?
 まず、取り次ぐだけでいいから。」
ジャラっと宝石を広げる。
その純度を見て受付の笑顔が凍りつく。
「そ、そう仰られても...
 このような純度となりますと、やはり本部で決める事に...。」
「もう、面倒ね。
 -言う事を聞きなさい?」
「な、何をッ!?
 ングッ!?」
魔石を取り出し若い商人に飲み込ませる。
「グ...ゲホホッ
 な、何を飲ませ...ぅ?
 (...店長ニ...取リ次ガナイト...
  コノ方ニ...逆ラッテハ...イケナイ...)
 少々、お待ちください。
 ヴェラ様。」
「結構。
 待たせてもらうわ。
 あ、これは見本ね。
 持って行きなさい。
 商談用にまだあるから。」
「かしこまりました。
 お預かり致します。」 
暫くロビーで待つ宝石商。
程なく若い商人が取り次ぎに現れる。
「ヴェラ様、どうぞこちらへ。
 本店店長に取り次ぎます。」
「ありがとう。
 良かったわ。」
店長の部屋へ案内されるヴェラとデュベル。
中年太りの男が中で待っていた。
「ようこそ、宝石商さん。
 私は商人ギルド直轄店本店の店長です。
 どうぞ、おかけください。」
「お会い頂けて光栄ですわ。
 私はヴェラ=ロナ。
 そしてこちらが連れのデュベルです。」
「...。」
「無口なもので、申し訳ありません。」
「いえいえ。
 (何だ?
  思っていた以上に...若いな。)」
「フフッ
 よく、若すぎるとか子供とか言われるので仰りたい事は解りますよ。」
「いえいえ、そんな事はありませんよ?
 (表情に出すぎていたか。
  いかんな。)」
「では早速ですが、私のお持ちした宝石は如何でしたか?」
「そうですね。
 素晴らしいものでしたよ。
 取り次いだ者から聞いたのですが...まだ、あのような高純度な宝石をお持ちだとか?
 (あの純度の宝石だと...とてつもない価格になるぞ。)」
「ああ、あるわよ?
 これね。」
ジャラジャラと宝石を机の上に広げる。
「おぉ!?
 これは素晴らしい...。
 (なんと言う純度の宝石だ...。
  このようなモノが扱えれば...本部を出し抜く事も可能だ!
  本部を通さず、本店で扱えればその分利益も大きい...ぞ。)」
「どうやら貴方は、本部の方針には不満があるようね?
 本部を通さず独自で扱えば莫大な利益を上げれるぞ~、とか考えてるのでしょう?」
「な、ななな何を仰られるのですかな?
 ハハ、ハハハ。
 (なぜそこまで解る!?
 私の心でも読んだのか!?)」
構わずヴェラは続ける。
「さぁ、貴方の心の闇を見せなさい?
 この漆黒の魔石が...喰らってあげるわ!」
魔石を取り出すヴェラ。
「な、何を!?
 ぅ、ぅわぁぁぁぁぁぁあぁあぁぁぁあっぁ!?」
ヴェラの魔力を受け、店長の首に魔石が喰らいつく。
「ぁ...ぅあぁ...?」
「確認するわ?
 あなたは、本部がに不満なのね?」
「ち、違...。
 (...ソウダ...。)」
「なら簡単じゃない。
 お前と私の財力で「深淵の国」から本部を取り戻すのよ。
 邪魔なら、「深淵」を殺せばいいのよ。」
「...そうだ...。
 その通りだ。
 商人ギルドは...「商業都市」にあってこそだ...。 
 私は何を本部の指示に従う犬になっていたのだ...。
 商人ギルドは、この私が中心となって立て直す!
 ありがとう、宝石商さん...。
 私は大切なものを取り戻した気分だ。」
「フフッ
 それは良かったわ。
 なら...アタシの宝石を高く買い取ってね。
 フフフッ」
「えぇ、今後ともよろしくお願いします。」
「こちらこそよ。
 フフフッ
 (これでこの男も私の言うがまま、ね。)」
その後、宝石商の宝石に関する商談を済ませ、今後の方針について宝石商と話す。
「まず、私を筆頭としてギルドを立て直そうと考えますが。」
「まぁ、待ちなさいよ。
 ギルドのお偉いさんも、魔王が相手なんだし。
 何か術が使われたんじゃないの?
 なら...魔王を殺せばいいんじゃなあい?」
店長に喰らいついた魔石が鈍く光る。
「(...ソウダ、ソノトオリデス...。)
 そうだ、その通りですよ。
 魔王から解放されればギルド長たちも目が覚めるはず!
 何も強攻策でなくてもいいですね。
 さすが宝石商さんだ。」
「それほどでもないわよ。
 フフフッ」
「まぁ、私は汚れ仕事も少なからずやってきましたし。
 暗殺者ギルドに優秀な者を寄越してもらいましょう。」
「フフッ。
 それがいいわね。
 (フフフフ...。
  単純なものねぇ...。)」
後日、44号(小純)が本店に紹介され「深淵の令嬢」暗殺任務を請け負った。
クライアントの一人として宝石商も同席する。
「では、頼むよ。
 報酬はギルドに振り込む。」
「...解った。
 ッ!?」
「どうしたのかね?」
「いや、何でもない。
 今現在より、依頼遂行の為、移動する。」
そして部屋を出て行く44号
44号の様子を見て、ヴェラは店長に忠告をする。
「なかなか、性能は高そうね。
 だけど...所詮は人間ね。
 失敗した場合は、私に言いなさい。
 手駒を出すから。」
「は、はぁ...。
 わかりました。
 しかし、あの娘ですが暗殺者ギルドの歴史の中でも指折りの能力者ですよ?
 上級魔族程度なら難なく暗殺する能力との事です。」
「ま、任せるわ。
 手駒が要るなら、言ってね?」

かくして44号は敗れ、本店店長の考えが魔王に知られる事になったのだった。

~続く~

といった感じで宝石商さん大暴れなわけですが...
今回は少し長編になりそうです。

色々ご覧頂いている方にはお楽しみいただける要素を組み込む為に頑張っておりますので、続きも是非、お楽しみくださいませ!

-おしたり

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プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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