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暗殺者、堕落。

今回もTwitterでアンケートを取らせていただきまして、
ご意見の多かった暗殺者悪堕ちSSをお送りしたいと思います。





某は里の仇を取る。。。
我がシノビの里は偵察から暗殺まで、表に出ない仕事を生業とする"裏"の社会を支える組織「だった」。
それは突然の事、ただ一人ふらりと現れた魔族によって滅ぼされたのだ。
生き残ったのは任務から帰ってきたばかりの某だけで、里にいた生き物全てが息絶えていた。
奇妙なのは皆、外傷が無くしかも恍惚とした表情のまま息絶えていたのだ。

某は任務帰還後に村の異常に気づき、里の広場の方で何かの気配を感じた。
急ぎ広場に向かうと見知らぬ姿の少女が居た。
そしてその周囲には若手の男衆が...
彼らもまた、恍惚とした表情で既に息絶えているようだ。

少女が某に気づく。
『あらぁ、まだ生き残りがいたのねぇ。
 なかなか能力の高い人間が多かったから少し本気をだしちゃったわぁ。。。』

振り返った少女の頭には魔族の証である角が。
そしてその尋常ではない気配。一瞬で某は身の危険を察知し、臨戦態勢をとる。

『なかなか良い反応ねぇ。。
 役に立ちそうも無いと思ってな~んとなくこの村を滅ぼしてみたけど、
 意外に使えそうなのもいるのねぇ...』

「ーッ」
何となく、だと。。。?

魔族がこちらに向かってくる。
『まぁ、いいわぁ。
 直接その力、見せてもらうわぁ。』

無防備に魔族が某に向かってくる。
何を...考えている!?
「そ、操影術!」

"影"が魔族を縛る!
『!
 あらぁ、人間で"影"を操れるとはたいしたものねぇ。。。
 しかも私の影を操れるなんて、面白いわぁ。』
魔族が指を鳴らすと、某の術は解かれてしまう。
『けど、足止め程度にしかならないわよぉ?
 さぁ次はどうするのかしらぁ?』

足止め程度で今は充分、一旦魔族と距離を置く。
底知れぬ力を感じる魔族と正面から向かうは得策ではない。

一旦距離を取る。

声が聞こえてくる。
『まぁ、忍だものねぇ...
 真正面から向かってくる訳はないかしらぁ?』

小馬鹿にしてッ
ならば忍らしく、貴様が言うとおり正面以外から攻めさせてもらう!

術を駆使して一撃離脱を繰り替えすも軽くあしらわれている。。。
このままでは某の力が尽きるだけだ。
危険だが、やるしかない。たとえ刺し違えても皆の仇を...とる!
-「潜影術」
某は影に潜る。

『あらぁ?気配がしなくなったわねぇ?
 中々楽しませてくれるじゃなぁい...』

某は影の中で気配を絶つ。
そして魔族が近づくのを待ち続ける。

『まさか、影の中に潜ったのぉ?
 かなりハイレベルな影使いねぇ...
 これは少し厄介かしらぁん?』

魔族が近づいてきた。必殺の距離だ!
喰らうが良い!操影術による攻撃と潜影術から某の直接攻撃の多段攻撃を!

最高のタイミングで魔族に攻撃を仕掛けた...そのはずなのに
その全ての攻撃を避けられた!
かろうじて角へ短刀がかすり傷を負わせたようだが...

一旦また距離を置くしかない!
距離をとろうとして違和感を感じる。身体が...動かない?
なん...だ?これは?
直接頭の中に声が聞こえた。
『たかが人間の分際で、我が角に触れるとは。
 我の油断もあったが...その実力を認めよう。
 我が"力"となるが良い。-魂の繰り糸』

「何を言う!某は皆の仇をとr...」
途中で声を出せなくなった。身体の感覚がおかしい!?
微熱があるような少し火照った感じだ。

『さて、まずは私の紹介をするわ。私は「深淵の令嬢」なんて呼ばれているわ。』
その名を聞いて戦慄を覚える。魔族の中でも最上位、しかも最強最悪クラスの魔王ではないか!?
『まぁそう呼ばれるのは私としては嫌なのだけれどね。
 今から我が眷属となるあなたは好きに呼んだらいいわ。』

何を言っている...?
『さて、自己紹介も終わった事だしぃ、
 今から貴方をわたしの眷属にする儀式を行うわぁ。
 強制的に魂から束縛する事もできるけどぉ、そうなると唯のお人形さんになっちゃうから
 私は自由意志を与えているのぉ。
 もし、どうしても私の眷属になりたくないなら、
 舌を噛み切るだけの自由はあたえるわぁ。。。』

魔王の目がルビーのように輝く
「あ…う…?」
『さぁ…あなたに質問。
 あなたはだあれ?』
「そ、それがs...私は...暗殺者」
『そう、良いコねぇ。』
「あ...ああぁ!?」
何だ、この充足感は。。。体の中心から暖かいエネルギーが湧き出るようだ...
『では次の質問よぉ
 貴方の主人はだぁれ?』
「しゅ、しゅじんなど...私には、いない...ガァァァァァッ!!」
全身に針を刺されたような激痛が広がる!

『ち・が・う・で・しょ・?
 あなたの主はわ・た・し。
 「深・淵・の・令・嬢」 よぉ?
 そうでしょお?』 
「ち、ちがう...私には主などいな...ウアァァァァァァァッ!!」
さらに激痛が全身に広がる!

『ち・が・う・で・しょ・?
 あなたの主はわ・た・し。
 「深・淵・の・令・嬢」 でしょお?』
「うう...ぁぁぁッ...そ、そうです...わ、私の主様...は貴方...様、
 深淵の...令嬢様...です!」
某に主が...その認識を口にする事で、
全身の痛みが嘘のように無くなり、今まで感じた事が無い幸福感に心が満たされる。

『そうよねぇ。
 あなたの主はわたし。ちゃんと思い出したかしら?』
「は、はい!某の主様は貴方様です!」
全身を包む幸福感は先ほどよりも強く、
暖かなエネルギーがさらに強く感じる。
この幸福感を得られるなら...ほかは要らない...

『そうよねぇ。私はあなたの主。
 そして主からあなたへ新たなる力をあたえるわぁ。。。
 さぁ、受け取りなさぁい。』
「あぁ...ありがとうございます!
 私は主様の影となり、御身のお傍に仕えます!」
主様の事を認識し、口にする度に幸福感が増していく。

『ふふ...可愛いコね...
 今の"躾"で半魔になったけど、身体能力も上がったし。
 あとは具合は直接身体に聞こうかしら。。。?』
「御意...主様の御心のままに...」
私の心は期待に膨らむ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

某は魔王様の僕。
影より時には盾になり、時には矛になる者。

  
~次回「女剣士」に続く~ 
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プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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