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第7部~兆し~

さて、皆様あけましておめでとうございます!
2012年になりましたが私は変わらず堕SSをアップしていきますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします!

願わくば...執筆速度を上げたいデス...。

さてさて、今回は明確に魔王様に弓引く者が登場しますです!
では早速ですが...どうぞ!



ここは「深淵の国」。
魔王が統治する国の中では最も新興の国でありながら、人魔共栄の基本理念が国民に支持され国力を日々増強している。
「聖王国」時代からの付き合いのあった「騎士の国」とも国交を回復し、最近では商人ギルドの本部までがこの国に移ってきている。
実質国主となるのが魔王「ソナス」
魔王を補佐する元・聖王国の姫で今はダークプリンセス「エレクトラ」
もう一人、元対魔軍の一員だったプリーストで今はダークプリースト「ソフィア」
元・対魔軍の一員の剣士で魔剣士「クラッセ」
魔王の身の回りの世話から護衛まで。忍「栞」
魔王の影にして忠実な僕「ユニコ」
剣奴あがりの魔剣士「ミニマ」
超絶不幸もなんのその。うっかり貴方にも不幸をお届けします。「ヒノ」
いずれも並の魔族などでは相手に出来ない実力者たち。
ソフィアやエレクトラに至っては魔王クラスの実力者でも相手が出来ない者が統治しているのだ...。

そんな「深淵の国」のとある一日。
今日、栞は「森林の国」に出かけている。
そしてエレクトラは「騎士の国」へ。
なので久々に魔王と二人のティータイムを過ごそうとソフィアが魔王の部屋へ向かう。
「...?
 何...かしら?」
何か、気配が違う。
普段は廊下にメイドや衛兵がいるはずなのに、誰もいないのだ。
不自然なまでに、人がいない。
何か...嫌な予感がする。
魔王の部屋へ飛び込むソフィア。
その時ベッドで昼寝をしている魔王に近づく影が見えた。
「ッ
 -影矢!」
「!」
影がソフィアの法術を避ける。
どうやら子供のようだ。
「子供と言えど、(私の)お姐様に手を出してただで済むと思ってるのかしら?」
「チッ」
暗殺者が何かを投げようとするが、突如現れた骨がその手を取り押さえる。
「!?」
よく見ると骨の剣士だった。
骨の剣士は全身を震わせて音を立てる。
「カッカカカ...」
「取り押さえなさい。」
「カカッカカカカッ...」
「なッ!?
 させるかッ!!」
骨の手を振り解き飛び下がる暗殺者。
「甘いわね。」
「何ッ!?」
飛び下がった先にも骨の剣士がいた。
「カカカカッ」
「チィッ
 (ならば!)」
魔王は殺せない。しかし、この女ならば!
暗殺者がソフィアに狙いを定め飛び掛る。
「安易ね。
 私に向かうなんて...。」
暗殺者の目の前に突如、巨大な骨の塊が現れる。
「ドラゴン...ゾンビ!?」
「ご名答。」
瘴気のブレスを浴び、暗殺者の意識は途切れた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
暗殺者が目覚める。
どうやらどこかの客間のようだ。
身体は...無事。
しかし動けないようにベッドに固定されている。
「...ッ」
「ようこそ。
 深淵の国へ。
 何と呼んだらいいのかしら?
 暗殺者ちゃん、で良いのかしら?
 まさか、暗殺者が女の子だったなんてね...。
 主よ、世界はどうなっているのでしょうか...。」
「...。
 (聖職者か...)
 好きに...呼べば良い。」
「フフフ...
 可愛らしいわね。
 さて、暗殺者ちゃん。
 貴方に聞きたいことがあるのよぉ。
 解っているとは思うけど...お姐様の命を狙ったのは何処の誰?」
「...。
 答える必要は...ない。」
「答えてくれたら貴方の命は助けてあげるわよ?」
「くどい...。
 私を...殺すがいい。
 私は死を、恐れない。」
ソフィアが凄惨な笑みを浮かべる。
「フフ...
 そう、なら言いたくなるようにしてあげるわ。」
暗殺者はそれでも黙る。
「...。」
「フフ...
 -命の搾取」
「ゥ...アァッ!?」
みるみる精気が失われていく暗殺者。
ギリギリまで命を吸った所でソフィアが術を止める。
「どうかしら?
 話す気になったかしら?」
「...。
 フ、フフ...。
 結...局、拷問...か。
 私は死の...覚悟で...いる。
 この...程度では...話...さない...。」
ソフィアが嬉しそうに微笑む。
しかし、目は笑っていない。
「その調子よ。
 この程度で口を割って貰ったら面白くないじゃない。」
「...?
 何...を...?」
「-生命の雫」
みるみる回復する暗殺者。
「!?
 な、何を!?」
「フフ...
 さて、人間は生死の境を何度彷徨ったら壊れるのかしら?
 誰も試した事がないでしょうね。
 だから、私が貴方を使って試してあげるわ。」
「な!?」
暗殺者の顔が初めて青ざめる。
「私のお姐様を狙った不届き者め。
 この程度で済むと思ってないわよ...ね?
 -命の搾取」
「お、お前は本当に聖職者なのか!?
 ガッ...アァァァッ!?」
「私はダークプリーストよ。
 フフフッ」
「ァァァァァアアアアアアアッ!?」
見る間に精気を搾取される暗殺者。
今回は先ほどよりも強く精気を吸われたのか、ピクリともしない。
「-生命の雫」
そして全快する。
「-命の搾取」
「-生命の雫」
「-命の搾取」
「-生命の雫」
繰り返される生死の境。
死ぬギリギリまで追い込まれた直後に全快させられる。
しかも絶妙に間がおかれるのだ。
暗殺者が泣き叫ぶ。
「もう辞めてッ
 いっそ...死なせて!」
「あらあら...何を言ってるのかしら?
 私は言ったはずよ?
 「お姐様に手を出してただで済むと思ってるのか?」ってね。
 さぁ、続けるわよ?」
「-命の搾取」
「-生命の雫」
「-命の搾取」
「-生命の雫」
「ぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁあッ!?」
延々と繰り返される拷問を超えた実験。
ソフィアは相手から吸収した精気を返す作業なので疲労は無い。
本を読みながら淡々とその"作業"を繰り返す。
途中で自害を試みるが回復法術で阻止される。
徐々に思考を閉じ始めた暗殺者。
「あら、だめよ?
 -魂の傷跡」
暗殺者のトラウマが次々とフラッシュバックされる。
「あぁっぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
思考を閉じる事も出来ず、自害も出来ず。
更に拷問は続く。
徐々に暗殺者の思考にヒビが入り、瞳からも精気が消失する。
「フフ...
 (良い頃合かしら?)」
暗殺者の頭を撫でながらソフィアが問う。
「フフ...
 もう、許してあげようかしら?」
「ぅ...ぁ...。
 もう...やめ...て...。
 死な...せて...。」
「フフフ...
 だから、止めてあげるわ。」
「ほ、本当...?」
「ただし、私のいう事を聞いてくれたら...ね?」
「何...を?」
「私のモノになりなさい?」
「な...?」
「-魂の束縛」
「ぅ...ああああああああああああああああッ!?」
限界まで心が疲弊していた暗殺者。
魂を支配する法術が抵抗も無く全身に駆け巡り...完成する。
「ただ命令をこなすだけのゴーレムや人造人間みたいなのは不要なの。
 私は、自分の意思で持ってお姐様や私の補佐をできる者が欲しいのよね。」
暗殺者が目を覚ます。
「ぅ...。」
「お目覚めかしら?
 さ、貴方は何者?」
「ぅ...ぁ...?
 わ、私は44号...。」
「...44号?」
「...はい。
 私は、暗殺者として...作られた者です。」
「作られた?
 (これは...困ったわね)」
「はい...。」
「ま、いいわ。
 今後私たちに仕えなさい。
 それと...名前ね。
 今後は小純(こずみ)が貴方の名前よ。
 良いわね、小純ちゃん?」
「私の名が...小純...?
 かしこまり...ました。」
「それと、ここからが本題よ。
 貴方をここへ遣った者は何者?」
「...そ、それは...。」
「貴方は私のモノ。
 その意味は解るわよね?
 (この状態で躊躇するなんて...。
  素晴らしいわ)」
「...ぅぅ。
 し、「商業都市」の代表連...です。」
「...商人ギルドの本部がこの国に移った腹いせかしら?
 (しかし...おかしいわね。
  問題にならないようにギルド本部はこの国に移ったけど、ギルド直轄店の本店はあちらに残しているのに...?)」
「そこまでは...わかりません。」
「解ってるわ。
 という事はまだまだこの国に刺客を送る可能性はあるわね...。
 小純、貴方はそれらを排除しなさい。
 (栞に任せてもいいけど、この子の実力も計っておきたいしね。)」
「かしこまりました。」
「さて、と。
 とりあえずはこんなとこかしら。」
「...?」
「情報を整理して対策を練るのは私たちの仕事。
 貴方は...そうね。
 まずはその"いかにも"な格好をどうにかなさい。
「かしこまり...ました...?
 (格好?)」
ヒノを呼び、小純を風呂へ行かせたソフィア。
「さて...商業都市、ですか。」
『話は聞いていたわぁ。
 中々怖かったわよ、ソフィア。
 クスクスクス...。』
魔王がソフィアの部屋に入ってくる。
「お、お姐様ッ
 ですが...」
『それだけ私を思ってくれてるのね。
 嬉しいわぁ。
 だけど、あのコを生かしたのは、何故?』
「はい。
 この城の最奥部とも言える部屋まで難なく侵入したあの能力。
 敵としては恐ろしいですが、味方と考えれば使えるのではと考えました。」
『まぁ、栞には影狼がいるし。
 エレクトラにはいずれステラも来るしねぇ。
 クラッセにはヒノとミニマがいるのに、貴方にだけ部下を用意してないのは可哀相かな~と思ってたのよぉ?』
「い、いえッ
 決してそのような!」
『クスクスクス...
 冗談よぉ。
 しかし、商業都市...ねぇ。
 何かあるかもね。
 栞を使って調べさせておいて欲しいわぁ。』
「かしこまりました。」
深淵の国に何かが起ころうとしている。

~序章・了~
という訳で2012年度一発目です。
久々にまともに堕SSだった気もしますが、如何でしたでしょうか!?

新たな都市、「商業都市」の存在となにやらキナ臭い動きが!
では次回もご期待くださいませ!

ーおしたり
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プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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