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第6部、承・転章

前回は「騎士の国」大臣に怪しい動きが!?
そして大臣に近づいたのは一体何者なのか!?

物語的に起承転結の「承・転」を担当する本話、さぁどうぞ!


「騎士の国」が国王の決定として隣国となる
「元・聖王国」の「深淵の国」と国交を結ぶ事を前程とした会談が開かれる事を発表した。
発表直後は多少の混乱があったものの、青年騎士たちや商人ギルド等の働きかけがあり、
国民は大半は前向きに受け止めているようだった。
王城内部では毎日会議が行われていた。
現在、「深淵の国」との国交を結ぶ事に反対している勢力は大臣が中心だった。
「クスクスクス...
 この国どころか世界に「深淵」を認めさせる訳にはいかないのよ...。」
「大臣、どうされましたかな?」
「...いや、なんでもありませんぞ、宰相殿。
 しかし、陛下にも困ったものですな。
 何故、「深淵の令嬢」という災厄級の魔王が統治する国と国交を結ぼうなどと。」
「しかし、民の声を聞く限りでは国交を結ぶ事を望む声があるのも事実。
 私は民の声を取り入れた陛下の決断に従いますぞ。」
「下らない...。
 何故「深淵」の存在を認めるのかしら?
 私は、世界は、奴の存在を認めないのよぉ?」
「だ、大臣ではないな!?
 何者だッきさm...あwせdrftgyふじこlp...!!」
"霧"のような闇が宰相の体内に侵入していく。
「「クスクスクス...。
 こうして手駒を増やして...この国を手に入れてあげるわ。
 そして...「深淵」を滅ぼしてあげる。
 クスクスクス...」」
大臣・そして宰相が同じ仕草で笑う。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そして魔王との初会談の日となった。
「魔王殿、エレクトラ殿、ようこそ「騎士の国」へ!」
青年騎士長が満面の笑みで国境で魔王達を迎る。
『本日はありがとう。
 そろそろ建国1年になるし、国としてちゃんとしないとだしねぇ。』
「魔王様は最近ユニコを影武者に立てることを覚えましたね。」
『ま、まぁいいじゃなぁい。
 国がどのようになってるか見るのも大切よぉ?』
「言い訳ですよ、魔王様。」
道中は取り留めない話をしながら向かう。
「こちらが我が「騎士の国」王都です!」
『...?
 (何か...不穏な気配がするわねぇ...)』
「魔王様...何かを感じます。」
「?
 どうされました?」
『...何でもないわぁ。
 さ、いきましょお。』
「...魔王様?」
王城に着く一行。
「ミニマ、ヒノは待機を。
 私は魔王様と共に行くわ。」
「ハッ!」
「は、はぃぃ!」
青年騎士長の先導で王城に入る魔王とエレクトラ。
会議室に通される。
「国王がもう少しで参りますので。
 では、私は今回は列席を認められていませんのでここで失礼します。」
『解ったわぁ...。
 (嫌な気配が濃いわねぇ...)』
「魔王様...。」
会議室には大臣、宰相等、「騎士の国」重鎮が構えていた。
「ようこそ、お越しくださった。
 魔王「深淵の令嬢」...殿。
 私は騎士の国大臣でございます。」
『...下手なお芝居は要らないわぁ。
 この国はこれから私の国と国交を結ぶ大事な国なのよぉ。
 余計な事はしないでくれるかしらぁ?
 何処の誰か解らないけど、不快だわぁ。』
「!
 クスクスクス...
 やはり、あなたの目を誤魔化せなかったか。」
「何者!?
 魔王様に牙剥く愚か者め。」
宰相の男が立ち上がりエレクトラに問う。
「クスクスクス...
 自分の国を魔王に委ねて幸せかしら?
 何故、実力もあったのにあなたが統治しなかったのかしら?」
「ッ
 私は...魔王様が私の枷を解いてくださったからだ!
 それに...魔王様の理想を聞いて私は仕えるべき方と私が判断した!
 得体の知れぬお前になど問われる道理も無い!」
騎士団長が立ち上がる。
「そう...そこなのよね。
 私達は同じ存在だったはずなのに、片や封印されたまま。
 片や解放されて自分の国を持つだなんて...。
 不公平でしょお?
 だから、私は私の邪魔をするの。
 クスクスクス...」
「何を...言っている?」
『私は私よぉ?
 変な目で見るのは止めて欲しいわぁ。』
また、大臣が喋りだす。
「いつまでシラを切るのかしら?
 私たちは「宵姫」。
 悠久の時をあの"図書館"に封じられていた存在、よ。
 あなただけが解放されたけど、ね。
 どうして私は解放されなかったのかしら?
 むしろ切り裂かれた理由は?
 何故かしらねぇ?
 クスクスクス...。」
『......。』
「魔王様...?
 (「宵姫」...ですって?
  神・法皇・宵姫といえば神話の話よ...?)」
財務長官が立ち上がる。
「どうしたのかしらぁ?
 「宵姫」だったのがバレて絶句してるのかしら?
 私は過去に世界を許せない負の感情に囚われた。
 その時の残滓が私。
 全ての負の感情を私に押し付けて、私は別に「深淵」を、つまりあなたを作ったのよ!」
「魔王様。。。?」
「だから私は許さない!
 世界を認めない!
 そしてあなたの存在を認める国家も!世界も!
 フフ、ウフフフフフフフ!!」
『フフフ...
 面白い事を言うのねぇ。
 私は「深淵」。
 「宵姫」などではないわぁ。』
宰相が声を荒げて叫ぶ。
「そうやって自分の負の側面を切り捨てたからこうなったのよ?
 私はあなた。
 あなたは私でもあるのよ。
 クスクスクス...。」
『戯言を。』
また大臣が迫ってくる。
「あなたがいくら否定しようと、宵姫の悪意たる私、
 もう一人のあなたである私の存在があなたを「宵姫」と言ってるのよ!
 クスクスクスクス...。」
『もう良いわ。
 -失せよ。』
「クスクスクス...
 この国に広まった"呪"はこの身体が滅んだ時に発動するのよ。
 "私"を認めない愚か者め。
 苦しむが良い。
 ハハハハハハハハッ」
『なッ!?』
「!
 あなたの戸惑った顔を見れるなんて...幸せだわ...
 クスクスクス...」
大臣に取り付いた宵姫の悪意の気配が消える。
「ハッ!?
 な、なんじゃ!?
 今までわしは...ッ!?
 あwせdrftgyふじこlp;@:....!!」
大臣が、闇に侵食されていく。
よく見るとそこかしこの人が倒れ、
自身の影に飲み込まれたり、
何かに浸食されたかのように身体が消えつつあった。
エレクトラが急ぎ法術を展開する。
「ッ
 -光翼壁・六翼!!」
『助かったわぁ、エレクトラ。
 しかし何なのぉ...これ?
 禁...術...かしら?』
「このままでは...この国はッ」
『そ、そうねぇ...。
 だけど、どうすれば...。』
エレクトラが見たことが無い、魔王が困惑する様子だった。
その時、魔王の頭の中に声が響く。
「(「深淵」、あなたの力では対処が出来ない思うの。
  私が...対処する。)」
『ソナス...?
 あなたの力を使う...の?』
エレクトラが異変を感じて声をかける。
「魔王様?
 何を...?」
『そう、解ったわぁ。
 後はお願いねぇ?』
場の空気が、変わる。
「ま...魔王...様?」
呼びかけに反応して「魔王」が振り返り答える
「...私は...私は、ソナス=ファーベル。
 「深淵」にこの身を差し出した者です。
 身体を差し出しましたが、彼女とは今までずっと一緒にいました。
 彼女が今まで何をしてきたかも知っています。
 そして、彼女の気持ちも。」
「魔王様の...気持ち?」
「今は話している時間はあまりありません。
 しかし、あなた達と出会ったことで「彼女」は助けられています。
 そして...私も。」
「そう...ですか?
 私は魔王様に救われてばかりですが...」
「あなたには何度も「彼女」は救われていますよ。
 さ、エレクトラさん。
 突然で申し訳ありませんが少し、力を貸して頂けませんか?
 まずは、呪われた力からこの国の人たちを解放しようと思います。」
「え...ええ、でもどうやって?」
「私が今から広域浄化の法術等を使用します。
 その、補助をお願いしたいのです。」
「わ、解りました。
 やってみましょう。」
「では、始めます。
 召喚-光翼の天使
 召喚-光翼の聖歌隊
 -永遠の平穏
 -清浄なる光
 -癒しの唄
 -束縛の光」
「な...ッ!?
 (召喚法術を二重詠唱した上で連続法術だなんて!?
  しかも...まだ余裕がある!?
  補助...必要なの...?)」
騎士の国王都に蔓延した、宵姫の悪意が振りまいた"呪"が清められていく。

~続く~

といった感じで急転直下の展開を見せた第六部第二話、如何でしたでしょうか!?
今回は幻想図書館シリーズとリンクさせて、「深淵の令嬢」に身体を差し出した彼女をストーリーに登場させてみました。

しかし...大臣(一応本文中に表記はしていませんが、おっさんです)の喋り方がキモい感じが否めませんねw
あと、今回はどっちかというと普通にファンタジーで悪堕ちではないような気もします...(大汗

次回はエピローグ編となる結章です。
お楽しみにしてくださいませ~。

-おしたり
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プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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