スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

幻想図書館(第二幕)

さてさて、新シリーズの「幻想図書館」第一幕は如何でしたでしょうか?

ご感想・お叱りの言葉等をいただけますとおしたりはビクンビクンして喜びます。

少々更新ペースが落ちてきていてどうにかしたい所なんですが、いかんせん年末商戦orz
気長にお待ちいただけたら、と存じます。

では、第二幕。
どうぞ~
私は騎士だった。
ある日酔漢が町の女性に乱暴を働いたとの事でその男を逮捕した。
だが、その男は国防大臣の(あえて言うが)馬鹿息子だったのだ。
逆恨みされた私に「悪魔と契約している」などとあらぬ罪を着せたのだ。
両親は処刑され、妹は魔女裁判という名の元...あの男に...。
私は復讐の為、全てを捨てて逃げた...。
必ずこの恨み、晴らさずにはおくべきか...。

いくつも山を越え、逃げている時の事。
山の中、それも人里から遠く離れた場所にぽつん、と立派な洋館が建っていたのだ。
私はその不思議な洋館に、吸い込まれるように入っていた。
-ギィ…
軋んだ音を立て、重い扉を開く。
誰もいない。
しかし驚くはずらりと並んだ本棚だ。見渡す限り本棚が並んでいる奇妙な洋館だ。
「なん...だ?
 ここは。」
「ホッホッホ
 どうされましたかな?」
「!?
 だ、誰だ!?」
突然、背後から声がして驚く。
確かに、今まで人はいなかった筈だ。
「ここは...何だ?
 それにお前は...人間なのか?」
「ここは"図書館"。
 古今東西の"書"とつくあらゆるものが収められております。
 "書物"ならば何でも取り扱っております"幻想図書館"でございます。
 私はその...受付のようなものですよ。
 ホッホッホ。」
「幻想...図書館...だと?」
「左様でございます。
 当"図書館"はいつでもそこにあるものでもなく...
 また、誰にでもその扉を開いているものでもございません。
 「答えを探している方」の前にのみ、現れる"図書館"でございます。
 そう、まさしく今の貴方のような方の前にです。
 ホッホッホ。」
「ッ
 ならば!
 私が...私が今求めている"答え"がここにはあるのだな!?
 復讐を果たす...力を得る方法を!!」
「ホッホ。
 勿論ですとも。
 貴方が求められる"答え"はDブロックの本棚No.13の上から6番目。
 黒い皮表装された書でございます。」
「Dブロック、No.13の上から6番目だな...。」
「そうそう。
 一つ申し忘れておりました。」
「なんだ?」
「その書は非常に扱いの難しい書ですので、
 取り扱いは特にお気をつけくださいませ。
 ホッホッホ。」
「書に...扱い?」
「ホッホッホ。
 さぁ、貴方の求める"答え"がそこにございますよ?」
「ッ」
なんとも言えない気味の悪さを感じつつも提示された本棚へと向かう。
「Dの、No.13上から6番目か。
 そして黒い皮表装。
 ...これしかないな。」
手にした本は題名も何も書かれていない。
明らかに「普通」ではない書だった。
意を決して開いてみたが白紙だ。
それも全てのページが。
「...何だこれは...?
 何が私の"答え"だッ!!
 白紙の書に何の意味がある!」
『図書室では静かにしなさい、と言われないかね?』
入り口にいた男とは全く別の声が背後からする。
「だ、誰だッ!?」
『もう一度問うぞ?
 「図書館では静かにしなさい」言われた事はないかね?
 おっと、こちらは向くな。
 心の準備が出来ていない者は我を見ると死ぬからな。』
「ッ
 ...ある。
 すまない、図書館で大声を出して。
 しかし...お前は何者だ?」
『やれやれ...今度はとんだ愚か者が我の封印を解いたのだな。
 まぁ、その素直さに免じて教えよう。
 我が名はセンソール、所謂お前たち人間の言う、「悪魔」だ。』
「悪魔...だと...?」
『お前たち人間は、概念的な存在であるものに「神」だ「悪魔」だとよく言うだろう。
 我は「悪魔」と呼ばれる機会が多かったのでそうなのったのだが?
 万人に奇跡を起こせば「神」で、個人に奇跡を起こせば「悪魔」か。
 勝手なものだな。』
「ッ
 奇跡を起こされた者が全ての人の為にその力を使っていればッ
 己の為だけにその力を使うから!」
『阿呆かお前は。
 全員がそんな聖人君子ならばもっと世の中は平和だろうに。
 第一貴様も己の復讐の為に力を求めたのだろう?』
「確かに、復讐の力を求めた...。
 しかし、悪魔だとは...ッ」
『詭弁だな。
 どうやってお前のような存在が国家へ復讐をするのだ?
 超常の力を求めるしか無かろう?
 無意識かどうかは別として、お前は「悪魔の力を欲した」のだ。
 良いでは無いか。
 お前の罪状は確か、「悪魔と契約した」だったろう?
 罪状通り我と契約し復讐を果たせ。
 両親の仇を取り、お前の妹を取り戻せばよかろう。』
「ッ!?
 妹は、生きているのか!?」
『お前と同じ"血"の存在を感じるな。
 状況までは解らん。
 我とてそこまで万能ではない。』
「-る。」
『何?』
「私はお前と契約する!
 妹まで...殺させはしない!
 だから、頼む!
 お前の力を...私に貸してくれ!」
『お前の妹に対する気持ち。
 逃げてきた事への罪悪感の主は妹への罪悪感か。
 その気持ちに偽りは無い様だな。
 良い、良いぞ。
 ならば我、センソールはお前に力を貸そう。
 その強き思いがあれば我を見ても死にはしないだろう。
 我を見るが良い。
 我を直視すれば、契約となる。』
「...。」
『どうした?
 妹を助けたいのだろう?』
「あぁ。
 -私は、お前と契約をする。」
振り返って悪魔と対峙した。
その姿は...妹だった。
『ほう、これが今お前が一番望んでいる姿か。
 お前の妹を思うその気持ちが現れている。
 まぁ、この強き思いが力となるのだから良いだろう。
 さぁ、お前が望むようにすれば良い。
 我はその助けとなろう。』
「あぁ...そうだな。
 私が望むはいまや妹の無事のみだ。」
私はその時、既に自分が以前の自分でない事を感じていた。
この力があれば...妹を助ける事が出来る。
両親の仇も...とれる!
そして...私を追いやった国家に...復讐できる!
「ホッホッホ
 どうでしたかな?
 お望みの"答え"が見つかりましたかな?」
入り口にいた老人が声をかけてくる。
「あぁ...。
 貴方の言った通りだったよ。
 "答え"が見つかった。」
「ホッホ。
 それはようございました。
 ホッホッホ。」
「では、私は国に帰る。
 この力で...妹を助ける。」
「ホッホッホ。
 左様でございますか。
 "答え"を得た貴方は今後、当図書館に入ることは無いでしょう。
 では、お気をつけて。
 ホッホッホ。」
周囲が光に溶けるように薄くなっていく。
あっという間に元の森の中に戻った。
「さぁ、悪魔よ。
 力を貸してくれ。」
『心得た。
 お前のいた国へ。
 我が力、お前と共に。』

その後、騎士は自分の国に帰り、妹を助ける事が出来たのか?
この続きは黒皮の魔術書に記されている。

~了~

と、いった感じですが...。
オチまで書くか、今回のように「続きは開いた本にある」みたいな書き方で誤魔化すか...。
難しいですねorz

お叱りの言葉待ってますです...

-おしたり
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Twitter
アクセスカウンター
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。