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幻想図書館(第一幕)

そろそろ毛色の違うストーリーを考えねば、
と言うわけで全く別軸のお話を...

ですので、今までお送りしていたファンタジー系は少しの間休幕です。

新シリーズは一話完結方式で、時間軸・世界は特に設定していません。
ただ、私のSS世界観の中で逸脱しないように心がけて行きたいと思っています。

正直全く、今まで私が考えてたネタ帖も使わず、何も無い所から展開でいつも以上に見づらい点があるかもですが、ご容赦くださいませ。

では、早速ですがどうぞ!
ボクは...どうしたんだろう。
幼馴染の男友達と遊んでいるんだけど、最近あいつと遊んでいると何かモヤモヤした気持ちになるんだ。
どういう事なんだろう...?
今日はもう、体調が悪いって言ってきたんだけど...。
少し落ち着いて考えよう。

町のはずれに向かって歩いていった所に見慣れない建物が建っていた。
「?
 こんな所に、建物なんてあったっけ?」
何か惹かれる物があってその建物の中に入ってみた。
-ギィ…
軋んだ音を立てて扉を開く。
ずらりと並んだ本棚。
外から見る以上に建物は広い。
「ここ...は...?」
「ホッホ。
 どうしましたかな、おぼっちゃん?」
突然背後から声がして驚く。
振り返ると小柄で小奇麗な格好をしたお爺さんがいた。
「い、いえ...。
 ここは何ですか?」
「ここは"図書館"。
 古今東西のあらゆる物語、学術書、歴史書等が収められております。
 "書物"は何でも扱っております、"幻想図書館"でございます。」
「幻想...図書館...?」
「左様でございます。
 当"図書館"はいつでもそこにあるものではなく、
 「回答を求める方の前に現れる"図書館"」でございますので...。
 誰でもが入れる場所ではございません。」
「ボクは...。」
じっ...とお爺さんがボクの目をみる。
「ホッホ...。
 なるほど、幼馴染の男友達と遊ぶと何か表現できない気分になるのですな。」
「ど、どうしてそれを!?」
「ホッホ。
 それが貴方の悩みですか。
 なるほど、なるほど。
 ならばAブロックの本棚No.36の上から2番目。
 黄土色の背表紙に金糸で彩られた書が良いでしょう。
 そこに、貴方が求められる答えがございますよ。
 ホッホッホ。」
「ボクが求める...答え。」
言われた本棚へ向かう。
「Aブロックの...No.36と。
 これだね。
 この上から2番目...黄土色の背表紙...この本だね。
 金糸で彩られているし。」
本を取り出すと難しい文字が並んでいる。
「何だよ、読めない文字じゃないか。
 あのお爺さん、何が「貴方が求められる答えがございます。」だよ...ん?」
ページをパラパラとめくっていくと読める文字が書かれていた。
「何...これ?
 「淫魔」...?」
そこには自己の欲望に忠実な悪魔の姿が描かれていた。
「何故ここだけ読めるんだろう...。
 ボクは...あいつの事が好き...なのかな?
 ハハッボクは男だし、そんな訳ないさ!」
『あらぁ...ならなっちゃいなさいよ、女のコに。』
突如女性の声が聞こえてくる。
「!?
 な、何今の声!?」
『ウフフ...。
 図書館ではお静かにって言われなぁい?』
「!?
 ど、どこ!?
 どこにいるの!?」
『ウフフ...
 そんな事いいじゃなぁい。
 ンフフ...。
 そう、坊や。
 貴方その男友達に恋してるのねぇ。
 ウフフ...。』
「なッ!?
 誰なの!?
 なんで、ボクに!?」
『私は「サキュバス」。
 坊やのその夢、凄く美味しいわぁ。
 そのお礼に坊やのその願い、叶えてあげるわぁ。』
背後に何かの気配を感じ、振り向こうとしたが-。
『さぁ、私たちの仲魔へようこそぉ。』
視界の端に紅い血のような瞳と銀糸のような白い髪が見えた、気がした。
その直後の記憶が、ボクには無い。

--------------------------------------------------------------------------------
気がつくと"私"は図書館で倒れていた。
「ん...。
 あ...私は本を読んでたんだったっけ。
 ...あれ、どんな本だっけ...。
 それに、何で図書館に...?」
図書館の入り口にいたのお爺さんが背後から声をかけてくる。
「ホッホッホ。
 無事、"答え"は見つかったようですな。」
「私の..."答え"?」
「ホッホッホ。
 さぁ、そろそろこの"図書館"は閉館でございます。
 "答え"の見つかった貴方は当館をご利用頂く事は...今後無いでしょう...。
 さぁ、お別れでございます。
 貴方の今後に幸あれ。
 ホッホッホ...。」
-パチンッ
お爺さんが指を鳴らしたと同時に図書館にいた筈の私は町のはずれの空き地に立っていた。
そこに私を見つけたあいつ-彼がやってきた。
「急に帰ってどうしたんだよ?
 体調が悪いって言ってたけど、大丈夫か?」
あいつ-彼が心配そうに声をかけてくる。
「ん...。
 もう、大丈夫だよ。
 もう...大丈夫。
 キミが来てくれたから...。」
「な、何言ってんだよ。
 ッ!?
 そ、それッ...お前、女の子...ッ!?」
そうだ、思い出した。
ボクはあの"図書館"で...サキュバスになったんだ。
あいつ-彼が好きだったから。
「フフッ...。
 そう...。
 キミの為にボクは"私"になったのよ...?」
「な...。
 何...で...。
 何でだよ...!?」
「フフフッ
 知ってたでしょ...?
 私は、キミの事が好きだったんだよ?
 私は...キミが望む事を全て受け止めるためにこの身体になったのよ?
 さぁ...一緒に...なろう?」
そう...私はサキュバスになったの。
好きな人の為に。
「ふ...ふざけるなッ!!
 俺の友達だったアイツはそんな事言わないッ
 このッ...化け物めッ!!」
「ッ!?
 な、何を言って...るの?
 私は...キミの為に...」
「俺の為!?
 お前のやりたい事の為だろッ!!
 さぁ、さっさと言えよ!
 アイツをどこにやったんだ!」
「え...?
 え...?
 ボ、ボク...私は...。
 キミの事が...好きで...あれ?」
その時頭の中に声が響く。
『んもう...
 面倒臭いわねぇ。
 さっさと精を吸っちゃえばいいのよぉ。
 サキュバスはサキュバスらしく、ね。』
-ドクンッ
"私"の中で我慢が出来ないほどの渇望感が突如湧き上がる。
「ぅぁ...ぁぁぁぁぁぁッ!?」
そうだ...何を悩んでたんだろう...。
図書館の本にあったとおり、自分の欲望に忠実に行動していいんだ...。
大好きな、彼の精を...。
「ウフフッ
 そう...だよね。
 私の思いを知ってくれたら、キミも解ってくれるよねぇ...。」
「な...何を...!?
 ぅわぁぁぁぁぁぁッ!?」
その日、私は彼の精を受けサキュバスとして生まれ変わった。
『ウフフッ
 男の子がサキュバスになるって珍しいわねぇ。
 それほど、あの男の子を好きだったのかしらぁ?
 ま、私は楽しめたし、新しい仲魔も増えたことだしねぇ...。
 ウフフフフ...。』

~了~

今回の話はクロビネガ様の魔物娘図鑑版アルプを読んでストーリーを組んでみました。
今までの堕SSとは違いますが如何だったでしょうか?

この「幻想図書館」シリーズはパターン的に今後
1.悩みのある人登場。(起)
2."図書館"を発見。(承)
3.本を読む、変化。(転)
4.結果。(結)
といった構成で物語を組み立ててみようと思います。

なにぶん、今まで全く土台も何も無かった話なもんで...。
とても難産でございます。

ついでにリアルも多忙だし...orz

-おしたり
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プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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