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第5部、決着。

少々間が空いてしまいましたが...第5部も終盤となりました。

魔剣「魔喰」と同化し「スカラ」となったステラ。
そして魔王の元で堕ちたエレクトラ。

さてさて、どうなる事やら!

では、どうぞ!



黒剣の力に呑まれかけた「スカラ」がエレクトラに呼びかける。
「姉様ァァァァァッ
 私...は...ッ
 姉...様とォォォォッ!!」
「貴方の"力"その本気を見せなさい。
 でないと、貴方が痛い目を見るだけよ?
 -光翼刃。
 -光閃槍。」
容赦なく法術を行使するエレクトラ。
「ヒノ、貴方はここから離れなさい。
 いくら結界を張っているとは言え何が起こるかわからないから。」
「は、はいぃ!」
ヒノが目を配るといつの間にかエレクトラが結界を構築していた。
「さぁ、早く。」
「は、はい!」
城壁の守衛たちを連れて退避行動をとるヒノ。
ヒノたちの退避を確認してエレクトラは更に「スカラ」に追撃をかける。
「...姉様ァァァァァッ
 何故...私をォォォ!?
 アアアアアアアアアアアアアアアッ」
「使いこなせない"力"は身を滅ぼすだけよ。
 -光翼刃・六翼。
 -光閃槍・神殺閃。」
「アッァァァァァァァァァァッ!?
 姉...様ァァァァァッ!?
 そう...までしてッ
 私を...拒否しま...すかァァァァッ!?」
「違うわ。
 貴方に"力"とは何たるかを教えているだけよ。」
「姉...様ッ
 ああああああああッ
 -闇哭剣・陣林剣ッ!!」
「ッ!
 複合術式!?
 -光翼陣・縛六翼ッ!!」
術と術が交差する。
「...姉...様ッ
 私は...私は...姉様の騎士にっぃぃぃぃぃぃッ!!」
「ステラ...。
 貴方は何故、"力"を求めたのかしら...
 私の話を聞いていなかったの?
 貴方の気持ちは嬉しい。
 しかし、今の貴方では私の騎士はおろか、どの国の騎士にも相応しくない。
 これで、最後よ。
 -光翼陣・十二翼。」
6対の光の翼が「スカラ」を包囲する。
そして...捕縛する。
「アッアアアアアアッ!!
 姉...様...ッ!!
 ガァァァァァッ
 ァ...ア...?」
-キュッ
翼の力を強めて「スカラ」を気絶させるエレクトラ。
「...さて、ステラ。
 貴方の"力"の拠り所はその黒剣ね。
 まずその剣、破壊してあげるわ。
 その後で...お仕置きよ。」
「それは困るわ、エレクトラさん。」
「?
 気配は感じていたのですが、あなた方ですか。
 この黒剣...ご存知なのですか?」
「えぇ。
 その黒剣は初代聖王がその血を持って封じた"力"。
 聖王家の血でしかその"力"の封印は解けない物だったのよ。
 何を考えたのか貴方の父上が妹さんに剣を与えたようね。」
「そう...でしたか...。
 本当にあの男は、ロクでも無い事を...。
 魔王様の許可が下り次第、殺してあげるわ...。」
「皮肉だけど、封印を解いた血は聖王の血よ。」
「!
 という事は...ステラが...?」
「そうなりますね...。
 そして黒剣はステラさんと融合したようね。」
「そしてその黒剣"魔喰"じゃが魔剣でもあり、世界を司る"聖剣"でもあるのじゃよ。
 故に「破壊」ではなく「封印」が好ましいんじゃ。」
「...妹は...ステラは元に戻るのでしょうか?」
「...。
 正直、解らないわ。
 この剣の力をここまで解放した人間は今までいない。
 また、魔喰と意思が融合している面が見受けられるわね...。
 上手く意思を絶てたらいいのだけど...。」
「まず、ステラと黒剣の関係を絶ってください...。
 もし仮に、ステラに何かがあったならば...私は黒剣を許す事はありません。
 ヴィエナさんたちが止めようと、必ず黒剣は破壊します。」
ヴィエナはアルテックに相談をする。
「...あまりやりたくは無いけど..."黙示録"を使うしかないわね...。
 それが一番、確実だわ。」
「"黙示録"を使うのか...?
 しかし、危険ではないかの?」
「全てを絶つ事が出来るのは"黙示録"。
 大丈夫、最小出力で使用すれば問題は無いわ。」
「ふむ...。
 それしか...ないかの。」
エレクトラに返答をするヴィエナ。
「解りました、エレクトラさん。
 私が現状出来得る最良の手段を持ってあたります。
 そしてもし万が一、失敗した場合は黒剣をどうされようと文句は言いません。」
「...。
 失敗した時の事は考えないでおきましょう。
 私も、魔王様のお友達にこれ以上無礼は働きたくありません。」
「フフッ正直ですね。
 では...今からステラさんと黒剣の意思を絶ちましょう。」
ヴィエナが剣を掲げる。
「-「審判の時」よ。
 次元に封じし力、その一端を我に。
 -来たれ、"黙示録"。」
現れ出たのはナイフ程の小さな刃物だった。
ヴィエナはそのナイフを掴み、一閃する。
「-ッ!!」
振った瞬間、ナイフは光となった。
黒剣・魔喰が地面に落ちる。
「...とりあえず、これでステラさんと黒剣とのリンクは絶ったわ。
 あとは...どうなるかね。」
徐々に、黒剣と同化していた鎧等が元に戻っていく。
見た目が完全に戻ってから恐る恐るステラに声をかけるエレクトラ。
「ステラ、起きなさい。
 ステラ。」
「...ぅぁ...。
 ぁ...姉様...ッ!?
 わ、私...は...。」
「もう、済んだ事よ。
 それにヴィエナさんから事の次第は聞いたわ...。」
「姉様...。」
「追い詰められたあの男が最悪の行動を取るのは解りきっていた事、
 そして封印の事を知らなかった事。
 私に責任があるわ。」
「そ、そんな!
 私にもっと強い意志力があれば!
 姉様に剣を向ける事もなかったのです!」
「優しいわね、ステラは。
 そこが貴方の強さであり、弱さでもあるのかもね...。」
「姉様...。」
「そしてありがとうございました、ヴィエナさん。
 おかげでステラを助ける事ができました。」
「いえ、上手くいっただけの事よ。
 本当の所は50:50の確率で冷や冷やしたわ。」

「さて、ステラ。
 貴方の気持ちは正直に嬉しいわ。
 しかし、貴方はまだまだ未熟。
 少し、一人で世界を巡りなさい。
 そして、見聞と力をつけ再びこの国に帰ってきなさい。
 その時改めて、貴方の成長を見ます。
 それまでは、この国及び騎士の国に居ることは許しません。」
「...はい。
 解りました姉様。
 ステラは、必ず成長した姿をお見せします!」
「フフッ
 貴方のその前向きな所。
 変わらないわね。
 期待しているわよ...。」
「解りました...。
 必ず、戻ってまいります!」
「まずは、身体を治してからね。
 ソフィアに治癒法術をかけてもらいなさい。
 その間に、少し話をしましょう。」
「は、はい。」
連れ立って王都へ入る。


~続く~

実は当初の予定ではステラは「スカラ」のまま封印する予定でした。
しかしステラが私の考えから離れてどんどん次へ次へと行こうとした為、今回のようなオチとしました。

ん~キャラクターが想定外の行動を取るというのは良い事なんでしょうか?

では、次回は第5部・エピローグの予定です。
-おしたり。
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No title

前回のコメントで作者様並びに閲覧した皆様に不快な思いをさせたことを深くお詫びします。
私はただ魔王の外向きの印象に対して新国家でやってることが善政であり、魔王がただの善人ではないか?と思ってしまっただけなのです。

あの様な乱暴な言い方をしたことに今一度謝罪いたします。申し訳ありませんでした。

No title

名無し さん

コメントを頂きありがとうございます。

私が魔王様のスタンスをあえて人間よりにした為、物語がどっちつかずになってしまいました。

名無しさんのご指摘が無ければ今後もズルズルと中途半端なスタンスを通していたかも知れません。
魔王様(ソナス)のスタンスを今から変える事はもう出来ない位、私の中では魔王様(ソナス)のキャラが建ってしまっていますが、今後の展開・SSは「悪堕ちとはどんなものか?」を少し掘り下げ、ストーリー上での立ち位置・あり方を考え直し構成を組ませて頂きます。

暫くネタ帖の話を煮詰めながら、現在は別軸の話も少しずつ書いております。
そちらのSSもご覧いただけたらと存じます。

ご意見を頂き、本当にありがとうございました。
今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。
プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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