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第5部、魔剣姫と堕姫

さて...やっとの事で堕SSちっくになったわけですが...
如何だったでしょうか?
「散々待たせやがって!」とお叱りのお言葉などがありそうでビクビクしておりました(汗

では早速ですが続きをどうぞ!



聖王が封印を解いた時、遠く離れた町の酒場で呑んでいたヴィエナがピクリと反応する。
「-?
 封印が、解かれた?」
隣のアルテックが聞いてくる。
「この感じ...。
 聖王国の封印じゃな?」
「そうだね。
 あの"力"は危険だよ。
 何かあってはまずい。
 すぐ向か-」
その直後に凶暴な力の解放を感じ取るヴィエナとアルテック。
「なッ!?
 聖王家の血が!?
 封印が、解かれた!?」
「そのようじゃな...。
 いかん、追うぞ!」
ガタッ
席を立ち、外へ出ようとする二人。
「あッ食い逃げかい!?」
店の女将が大声をかけてくる。
「…しまった。
 お代を払わないと...。」
「そうじゃな...。
 これなら「嬢ちゃん」のところへ行けばよかったの…。」
お代を払っている間に"力"の気配が消える。
「...転移術を使用したようだな...。」
「まぁ仕方がなかろう。
 とりあえず封印の所へ行こうかの。」
「ああ、解った。」
龍の姿に戻ったアルテックに跨り、封印のあった湖に向かう二人。
解除された封印を発見し、そして湖の辺に打ち捨てられている聖王の死体を見つけた。
「こいつは...。
 ここまで愚かだとは思わなかったぞ。
 代々この"力"を封印する役目を任されていた血族がまさか封印を解くとはな。」
「信じられん程の愚か者じゃな。
 そんな事じゃから「嬢ちゃん」に国を滅ぼされるんじゃ。
 まぁ「嬢ちゃん」があの国を統治してからは評判が良いようじゃがな。」
「しかし...
 封印が解かれたあの"力"を誰が振るっているんだ?
 この愚か者の事だ、「聖王国を取り戻す為」等と言って封印を解いたのだろう。
 しかし、誰に"力"を...?」
「...わからんのぉ...。」
「...困ったな。
 再度"力"が振るわれない限り私たちはヤツを感知する事が出来ない。
 ここで、ヤツの反応が現れるまで待つしかないのか...。」
「仕方がなかろう。
 まぁ待つんじゃな。」
「クッ
 ...仕方が...ない!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
転移術で「深淵の国」にやってきた「スカラ」。
門番をしていたヒノが気付き、声をかけてくる。
「あ、ステラさんですぅ。
 どうされましたぁ?
 エレクトラ様をお呼びしますかぁ?」
エレクトラの名に反応する「スカラ」
「...姉様と私の...国。
 姉様...私が、解放するの...。」
「え?
 どうかされましたかぁ?」
「私と...姉様の...国。
 他は...いらないッ!!」
いきなり剣を振るう「スカラ」
普段からクラッセやミニマ、栞たちと本気で訓練をしていたヒノ。
防衛本能が働き、「スカラ」の一撃を弾く。
「なっ!?
 何をするんですかぁ!?」
「お前たちは...邪魔な...存在。」
二撃、三撃と攻撃を繰り出す「スカラ」。
攻撃を受け流すヒノ。
しかし絶対的な力量と、武器の差が現れる。
もう一撃を受ければヒノの剣は折れるだろう。
そしてその時、ヒノの特殊スキル「不可避の不幸」が発動する。
-カッ
いきなりの雷が「スカラ」に直撃したのだ。
「ほへ?
 か、雷ですかぁ?
 ち、チャンスです!
 伝令の方!エレクトラ様に現状をお伝えしてくださぁい!!」
伝令が大慌てで王城に知らせに走る。
その時、雷の直撃を受けたと思っていた「スカラ」から声がかかる。
「この...程度か...?」
「えっえぇぇぇぇぇぇぇッ!?
 そんなぁ、今ので無傷ですかぁ!?」
「下らない...この雷は...返す。
 -黒雷剣。」
「ッキャァァアアァァァァァァッ!!」
技の直撃を受けて吹き飛ばされるヒノ。
騒ぎを聞きつけてクラッセが駆けつける。
「ヒノ!?
 どうしたというんだ!?」
「また...邪魔者...。」
「!?
 キミは...ステラか?」
「...?
 違う...私は...「スカラ」...姉様の...騎士。」
「...「スカラ」...?
 ステラとは違うのか?
 それに、「姉様」って誰の事だ?」
「...「姉様」は...「姉様」。
 邪魔者に...教える必要は...ない。」
「!?
 クッ!!」
長大な剣を軽々と振るう「スカラ」に何とか反応するクラッセ。
「(この太刀筋、ステラだな。
  一体あの娘に何が?)」
「これ以上...邪魔しないで...
 -陣林剣・紅花」
剣の陣が「スカラ」を中心にまるで花のように広がっていく。
「チィッ
 -陣林剣・一閃ッ」
花のような剣陣を一線して切り裂くクラッセ。
力はほぼ拮抗している。
「スカラ」がため息をつきながら言う。
「...ハァ...私は...姉様と...国を作るだけ...。
 これ以上...待たす事は...出来ない。
 黒剣...血力解放。」
-ドクン
黒剣を中心に更に禍々しい力が放出される。
「ッ!?
 な、なんだこの"力"は。。。?」
刀身が血色に怪しく光る。
「邪魔するものは...切り捨てる...」
「!!(危険だ!)
 -瞬閃刃!!」
ガキィィッ
「なっ!?
 素手で!?」
素手でクラッセの一撃を掴んで止める「スカラ」。
「...捕まえた...。
 さぁ...死になさい。
 -闇哭剣」
「ッ!!」
斬首の剣を手放して飛び退くクラッセ。
すんでの所で攻撃をかわした。
闇哭剣に斬られた斬首の剣が闇に侵食されるように消え去る。
「!
 (これは...危険だな。)」
「何故...避けたの...?
 楽に...この世から...消え去れたのに...。」
「...物騒な事を言うようになったな。」
そこにエレクトラが伝令の話を聞いて駆けつける。
「クラッセ、ありがとう。
 話を聞いて急いで駆けつけたわ。」
「ああ、エレクトラ。
 助かった。
 しかし...。」
「しかし?」
「魔王殿から貰った魔剣をステラによって消されてしまった...。」
「消された...?」
そこに「スカラ」が近づいてくる。
「私の...姉様に...触れるな...」
「やはり、ステラなのか!?」
「ステラ...。
 どうやら過分な"力"を手に入れて舞い上がっているようね。
 これは...お仕置きね。
 -守護天使・招来。」
エレクトラの呼びかけに本当の守護天使が現れる。
「クラッセ。
 貴方は魔王様にステラと魔剣の事を報告なさい。
 そして...あとは私に任せて貰えるかしら?」
「あ、あぁ。
 あまり、無茶はするなよ?」
「フフッ
 ありがとう。
 ...さて、ステラ。
 お仕置きの時間よ?」
「...姉様...私の、姉様...。
 私は...姉様の騎士...。」
「...私は「自分で考えなさい」と言ったはずよ。
 「力を手に入れなさい」と言った覚えは無いわ。」
「...姉様...。
 さぁ...私たちの...国...。」
「力に流されるとは。
 貴方はもっと賢い子だと思っていたのに。
 守護天使、力を。」
「御意。」
「...姉様...?」
「-光翼刃。
 -光閃槍。」
光の法術を連続して「スカラ」に使用するエレクトラ。
守護天使の補助もあり、魔力には余裕がある。
「...!?
 ね、姉様...!?
 う、あああああああああああっ!?」
容赦ない連続攻撃をする。
ヒノがおそるおそる声をかける。
「え、エレクトラ様ぁ...。
 ステラ様は妹さんではないのですかぁ...?」
「そうよ。
 だからこそ、手加減をしない。
 これは、躾なのよ。
 さぁ、ステラ。
 あなたが手に入れた"力"とやらはその程度なのかしら?」
呼びかけるエレクトラ。
圧倒的な力量の差を見せ付けられる「スカラ」。
「...ァ...ァ...姉...様...。
 ドウ...シテ...?」
-ドクン。
主の危険を感じ、黒剣が更なる"力"を解放する。
「ガッ
 アアアアアアッ
 ネ、姉...様ッ....
 アアアアアアッ!!」
「...まだその上があるのね...。
 まぁ良いわ。
 あなたの得たその"力"、完膚なきまで叩き潰してお仕置きしてあげるわ。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「あの黒剣を最終解放まで追い込むとは、あの娘も異常な強さじゃな...。」
「えぇ、そうね。
 聖王家の血を持った魔族なんて有史以来の存在だろうし。
 多分、3神と私たちを除けばこの地上最強ではないかしら/」
「嬢ちゃんはそこまで考えていたのかのぉ?」
「どうかしら?
 存外あの子は寂しがりやだし、ソフィアさんの友達というのもあったのじゃないかしら?」
「ホッホ。
 なるほどの。」
深淵の国・王都、その上空で不可視の法術を施し、待機しているヴィエナとアルテックだった。
黒剣の血力解放の気配を察知し、空間を「殺して」文字通り飛んできたのだった。
「ただ、黒剣は魔剣だが聖剣としての側面もある。
 最終的には私たちが封印をするしかないわ。」
「そうじゃなぁ。
 どのタイミング、かの。」
タイミングをうかがう二人。
そして地上ではエレクトラと「スカラ」の最終局面が始まろうとしていた。

~続く~

といった感じで第5部、4話をお送りしました。
既に堕ちたステラ(スカラ)vsエレクトラという構図です。

次回が最終話、次にエピローグの予定ですので、お楽しみにしていただけたらと思います。
ではでは。

-おしたり
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No title

悪堕ち…?
最終的に善昇りモドキだよね?全部

No title

>> 名無し さん

ご覧頂いてありがとうございます~。

> 悪堕ち…?
> 最終的に善昇りモドキだよね?全部

善戻りはしていないつもりですよ。
価値観が魔王のサイドに変わっているつもりなんですが...

お気に召さないようであれば申し訳ありません。

気にするな!

名を隠してケチをつける輩の言うことなんぞスルーしてよろしい。

「悪堕ち」は多種多様であってもいいんじゃない?
読者の意見に流されて、書きたいものが書けなくなる作者さんをこれ以上見たくありません。

自分はこのシリーズ好きですよ。
続きを楽しみにしています。

No title

>> 通りすがりの元物書き さん

お言葉を賜りありがとうございます!

ただ、名無しさんの仰る事も貴重なご意見ですので、
今までの世界観などは壊さず、もっといろんな方にお楽しみいただけるように
文章力をつけ、ストーリーを練っていこうと思います。

ご意見、ご感想本当に有難うございます!

プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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