スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第5部、姫騎士と封印されし"力"

くずっぷりに磨きのかかる聖王。
彼がステラを連れてどこかへ向かおうとしておりますが...

さぁ第5部の見せ場(おしたり的)です!
お楽しみくださいませ!

では、どうぞ!



ここは「騎士の国」と「深淵の国」の国境にある湖。
そこに聖王とステラは馬を乗りつける。
聖王が"何か"を探す。
「どの辺りにあったかな...。
 おぉ、あれだ。」
目指す先には小さな石柱がある。
小走りで駆け寄っていく聖王。
続くステラ。
「フフフ...これが封印よ。
 決して解放してはならぬ聖王家の力。
 しかし、魔王を滅ぼすためならばその力を解放するのも仕方あるまい!」
ステラが止めようとする。
「せ、聖王陛下...。
 そのような力は、危険ではないのですか?」
「何を言うか!
 聖王国を...聖王国を魔族などの好きにさせておいて良いのか!?
 我の代で聖王国が滅ぶなど...後の世にも我を愚王と呼ばれる事になろうッ!
 そんな恥辱にまみれる事は耐えられぬ!
 故に...我はこの力を解放する。
 さぁ、ステラよ!
 封印を今解くぞ!
 -※※※※※※※※※※!!」
「お、お待ちを!
 父上ッ!!」
古代言語らしい呪文を唱え石柱に力を注ぎ込む聖王。
石柱が淡い光を放つ。
ゴグッ
石の擦れる音が当たりに響く。
ゴゴッゴゴッゴゴゴゴゴ...
石柱の根元から石の棺のようなものが出てくる。
その棺には聖王家の家紋が記されていた。
聖王が声をあげる。
「これ...が封印...か。
 フフフッフフフフッ」
-ビシリッ
棺に亀裂が走る。
-ビシッビシビシッバキリッ
砕け散った棺の中から黒い長剣が現れる。
「ほう...これが"力"か。
 さぁ、ステラよ。
 この"力"を受け取るのだ。」
ステラはその剣の禍々しい力を感じて弱々しく拒否する。
「い...嫌です...。
 父上、これは良くない力です。
 私は...私はこのような力は欲しくありません...。」
「何を言うか!
 おまえは、聖王国がこのままでよいと思っておるのか!?
 我に...惨めなままでいろと申すのか!?
 おまえが、姫騎士等と呼ばれておるのは我のおかげではないのか!?
 つべこべ言わずに、我の命令に従わんかぁぁぁぁぁぁッ!!」
「ヒッ」
小さい頃よりこの聖王からの暴力とも言える虐待を受けていたステラ。
癇癪をおこした聖王に暴力を振るわれていた彼女は小さい頃よりの防衛本能で、
聖王に怒られない為に言うとおりに動いてしまうのだった。
黒い長剣の柄を掴むステラ。
その瞬間、ステラの頭の中に声が響いた。
『(...何者だ。
  我は魔剣-魔喰-。
  その力を恐れた聖王家の血の力で封印された一振りの剣よ。)』
「(聖王家の...血の力?)」
『(貴様より...憎き聖王家の力を感じるぞ...。
  それに貴様...我が声が聞こえるという事は...。
  クククッ
  貴様、血族でありながらその血を憎んでいるな!)』
「(!?)」
『(我には解るぞ...。
  貴様がその血のお陰でどのような目にあってきたかをな!
  我が、解放してやろう!
  我を解放してくれたせめてもの礼だ!
  ククックハハハッ!!)』
魔剣より黒い力がステラに流れ込む。
-ドクン
『(貴様は聖王家を、その血を憎む。
  貴様を縛り付けるその血を憎むのだ。)』
「私は...聖王家を憎む...。
 私を縛り付けるこの血を憎む...。」
聖王が驚く
「ステラ...?
 どうしたと言うのだ...?」
声は構わず話しかけてくる。
『(貴様はどうしたい?
  「姉様」の騎士になるのではなかったか?)』
「私は...姉様の騎士に...なりたい。
 だけど...なれない...。」
『(その、障害となるのは何だ?)』
「それは...父上...と魔王...。」
『(そうだ。
  ならば我が力を貸そう。
  我と共にその力、存分に振るうが良い!
  さぁ、手始めに目の前の者を斬れ。
  我に血を!
  血をよこすのだ!)』
虚ろな瞳で聖王を見るステラ。
「私は...もう、あなたのいいなりには...ならない。
 これで...私は、自由に...。
 姉様の...騎士になるの。」
「ヒィィィッ
 す、ステラッ!
 お、おまえは何を言っているのだ!?
 おまえは、ち、父親たる我をッ
 その手にかけようと言うのか!?」
「今まで...私は...我慢してきたの。
 姉様だけが...私を...救ってくれたの...。
 私は...そんな姉様の...騎士に...なるの。
 いいでしょ...?
 父上...?」
「ヒィィィィッ
 わ、解った!
 エレクトラの騎士になるがいい!
 だ、だから...わ、我の事はもう良いだろう!?
 な!?」
「ううん?
 父上が下さった..."力"
 その為に...死んで...くださいね?(ニコリ)」
「ヒィッ」
ザシュゥゥゥゥッ
一刀の元、首と胴体を切り飛ばされる聖王。
魔剣がステラに呼びかける。
『(我に、血の力を与えよ!
  我が力を取り戻すのだ!)』
「-うん。」
ドカッ
聖王の胴体に剣をつきたてるステラ。
その目は既に正気を失っている。
-ドクン、ドクン、ドクン
魔剣が聖王の遺体から血を吸う。
同時に魔剣から黒い魔力が漂い始める。
ステラを中心に徐々に色濃く魔力を放出する。
『(クククッ
  我の!我の封印が解ける!
  解けるぞッ!!
  娘!感謝しよう!
  それが例え憎き聖王家の者でもな!
  ついでに貴様の身体も貰い受けるとするか!
  フハハハハッ)』
「私は...自由になる...。
 そして姉様の...騎士になるの。
 姉様と...私の国...に...!!」
『(なッ!?
  我の力を取り込むというの...か!?
  おのれェェェェッ!!
  ここでも聖王家の血かァァァァッ!!)』
黒い魔力がステラを中心に凝縮していく。
-ドクン。
鎧が
-ドクン。
マントが
-ドクン。
ブーツが
-ドクン。
グローブが、ティアラがその形を変えていく。
そして、長剣もより禍々しくより邪悪に変わっていく。
辺りに漂っていた黒い魔力がなくなった時、その場に既にステラはいなかった。
そこには新たな別人格として、"スカラ"が居たのだった。
『...姉様...。』
「ステラ」だった頃の記憶から、今エレクトラは深淵の国にいる事を思い出す。
『待ってて...。
 姉様...。
 私たちの...国。
 そのために...姉様を...解放する。』
転移法術を解放し、深淵の国に向かうスカラ。

~続く~

と言うわけで第5部散々暴れてくれた彼は今回でサヨナラです。
そしてやっと堕落ストーリーをお送りできました!(ふぅ
あまりにベタな展開で何のヒネリもなく非常に申し訳ございません(大汗

どうぞ、第5部はまだまだ続きますので引き続きお楽しみいただけたらと存じます...。

-おしたり
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Twitter
アクセスカウンター
オンラインカウンター
現在の閲覧者数:
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。