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プリースト堕落過程(2)

では本日もプリーストが堕落する過程の続きをお送りしましょう。。。

今回はプリーストが堕ちる、直接部をご案内。
では、参りましょう!




日を追う毎に私の町を襲う「魔族」が増えてくる。
「何故...私が町に帰った事を狙ったかのように「魔族」が進行してきている。。。?」
「軍団を送ってきているのかしら。。。今日は花屋のおばあさんがもう少しで怪我をするところだったわ。
 今の規模のままなら私一人でも何とかなるけど。。。これ以上増えたら彼女に来てもらわないといけないかも。。。」
『ふふふ...幻術はしっかりと効いてるようねぇ』
「誰!?」

振り返ると部屋の入り口に
漆黒のシルクのような光沢のあるドレスを着た、少女のような女性がいる。
女性の私から見ても目を奪われる、まるで陶器人形のような顔立ちだった。
しかし、その存在はあまりに不自然だ。
圧倒的なその存在感、人間のものではない!
知らず、警戒態勢をとる私に彼女は声をかけてきた。

『あらあらぁ?私のことをもう忘れたのぉ?
 あなたが町に帰ってきたその日にあったじゃなぁい?』
「何...を言っているの!?私は町に帰ってきたその日は教会にご挨拶をして
 お父…司教様に旅のご報告をしただけよ!」
『うふふふぅ...あのコねぇ気が利くコだわぁ。
 あなたの術と薬は完璧よぉ?』
どこからか声が聞こえる。
-「お褒め頂き恐悦至極です。」
『私の魔力も受けてるし、良い感じねぇ』

「術?薬?何を言っているの!?」
『だぁってぇ、あなたの故郷は私が滅ぼしたのよぉ?
 あなたがこの町に帰ってきた本当の理由を思い出しなさぁい。』
彼女の目がルビーのような輝きを放つ。
…その輝きを受け、私は思い出した。
そうだ。故郷の町はこの、目の前の魔族に滅ぼされたんだ。。。!
町の人たちもお父様も、みんなみんなこの魔族に!

『どうかしらぁ?思い出したぁ?
 あなたの故郷なんてもう、ないのよぉ?』
「そう...ね...
 あなたに滅ぼされたからなのね!
 私は、あなたを許しません!神の御名の元、あなたに罰を与えます!
 神よ、貴方の力でこの邪なる者に罰をお与えください!浄化の光!!」

『な、何!?まだこれほどの力を持っているというのっ!?
 アアアァァァッ!?』
-「主様!ご無礼を!影操術!」
浄化の光を浴びた瞬間、彼女の影が膨らみ、まるで黒い鞠のように彼女を包んだ。
ただ、完全には防ぎきれていない、ダメージは与えられているはずだ!

私は臨戦態勢を続けて魔法を詠唱する...しようとした。
しかし、身体が動かない。これは...どういう事...?

黒い鞠が亡くなり、変わらず彼女はいた。
しかし魔族の気配がまるで違う。
空気が刺すような、まさに鋭利な刃物をつき立てられたかのような錯覚に囚われる。

『油断したわ。。。まさか私の魔力をその身に受けながらも「光神」の力を仕えるとは。。。
 少し、遊びが過ぎたようだわ。
 貴方はできる限り傷つけたくなかったけど、この能力の高さでではそうも言ってられないわね。
 たかが人間相手に油断していた私への戒めとして、最大の力で相手してあげるわ。』

な、何なのこの威圧感は!?
今まで対峙してきた魔族とは次元が違い過ぎる!
理性が目の前の存在から逃げるように促す。
しかし、私は神の臣下、目の前の邪悪を放置するわけには行かない!
「あ、あなたは...一体...?」
何とか問いをしぼり出せた。

『ああ、そう言えば名乗っていなかったわね。
 私は...そうね「深遠の令嬢」と呼ばれているの。一応あなたたち人間の間では「魔王の一人」として通ってるわ』

彼女の口から出た通り名を聞いて私は絶句した。
「深遠の令嬢」は享楽主義者・怠惰で有名な反面、その実力は現在いる魔王の中でも1,2を争うと言われている。

私は距離をとろうとした。しかし足がその場から動かない!
「な、何なの!?」
『あのコね。。。やれやれ、気が利くのもいい事だけど、利き過ぎるのも場合によっては主の気を損ねるわよ。
 今すぐ術を解除しなさい。』
-「御意。失礼しました。。。」

!?身体が動く!
一旦魔王と距離を置く。
『良いのよ?貴方の今、最大の力でかかってらっしゃい?』

私にできる事、それは魔王に最大出力の魔法でダメージを与え、倒す事は敵わないが、
退却を狙うしかない。
「神よ...偉大なる神よ。我が前に立ち塞がりし御身の敵に正義の鉄槌を!
 その身に受けなさい、神のお力を!審判の光!!」
現状私が唱えられる、最大の魔法を魔王に唱える!
『やはり、本気を出すとだめかしら。
 人間程度の力ではこれが限界かしらね。
 まぁ貴方の場合すでに私の魔力を受けてしまっているから、全力とは言えないかも知れないわね。』
魔王はチーフを取り出しそれを振るった。
私の最大出力の魔法があっけなくかき消され、魔王には傷どころかそよ風も行かなかった。。。
『さぁ今度は私の力を見せる番ね。
 さぁ、あなたを頂戴。-魂の牢獄。』

魔法、といった認識も無かった。
私は何をされたかも解らず、漆黒の空間に囚われた。
見渡そうにも何も見えず、音も聞こえない。身体の感覚はあるが動かせているのかもわからない。
上下の感覚も無く、自分が立っているのか座っているのかもわからない不思議な場所に私はいた。
ただ、身体中がほんのりと温かく、何かに包まれているようなのだけが解る状態。
微熱に犯されたような気だるさが全身を包んでいる。
どこからか声が聞こえる。耳元からかもしれないし前からかもしれない。
不確定な場所からの声が聞こえ、私の心に染み入る。
そうだ、この声はいつも聞こえていた「神の声」だ。
『さぁ、貴方へ新たなる「力」を与えるわぁ』

その声と同時に全身を包んでいた「何か」が入り込んできた。
自分の中の何かが新しくなるような錯覚。
力が、そして熱が、自分の身体に入ってくる!

---そこで私の思考は一旦途切れた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

気づくと私は町の教会にいた。
町の人たちもいる。
何か、悪い夢を見ていたようだ。
連日の魔族の襲撃で疲れているのかもしれない。
やはり、彼女に応援を頼んだほうがいいのかもしれない。

町の警鐘が鳴る。また、魔族のようだ。
私は魔族を迎え撃つ。
そこに「神の声」が聞こえてきた。久しく聞こえてこなかった「神の声」だ。
『さぁ、不届きなる「魔族」に鉄槌を。』
「魔の者よ、悔い改めなさい。。。束縛の...瞳。」
魔族が動きを止める。
『この魔族は元は人間なのよぉ。
 貴方が浄化する事で魂だけでも救われるわぁ...』
「はい...。さぁ、貴方の穢れた魂を浄化してあげます。
 すべてを「神」に委ねるのです。。。」
私は魔族に口付け、邪気を吸い取る。
最初は暴れるが浄化が進むにつれ、穏やかに、そして静かになる。
『あの人間の魂は救われたようだわぁ。
 流石ねぇ。』
良かった、魂は救われたようだ。

『また、魔族が来るかもしれないわね。
 貴方の浄化の力、今後も必要になるわよぉ。
 魂を浄化すればするほど、貴方の力もより強くなっていくわぁ。』
確かに、先ほどまで感じていた疲れも無く、魔力の充実感もある。
「わかりました...「神」の御心のままに。」

私は町を襲撃してくる魔族から町の人たちを守り続ける。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

魔王に従う「影」が主に問う。
-「主様、あれは「吸精の口付け」ですか?」
『そうよぉ。
 あの娘は「魔族」と思って「人間」を襲い、そしてそのエナジーを吸収して力をつけていってるのよぉ。
 いずれ気づくでしょうが、その頃には立派な魔族になっているわぁ。
 少し本気を出しちゃったけど、結果的にはあの子も傷つかずだったし良かったんじゃぁなぁい?』
-「某は主様の決定に従うまでです。
 よろしかったのではないでしょうか?」
『あの子の力、今後私に役立つわぁ。
 今から楽しみよぉ。』

『クスクスクスクスクス....』
荒廃した城下町に魔王の楽しげな笑いがこだまする。。。

~続く~


この後、しばらくしてから初投稿の記事へとなります。
いかがだったでしょうか?


また、最初魔王の通り名を「L. spectabili」としていました。
「L. spectabili」は怠惰の花言葉を持つ、マツバギクの学名なんですが、
文面がおかしくなるため、今の通り何変更しました。
深窓の令嬢ならぬ深遠の令嬢。おもしろくありませんでしたね(汗
-おしたり
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プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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