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第5部 姫騎士ステラ

さて、前回の第4部は如何だったでしょうか。
実験的に堕ちる方法を4通り提示してみたりなどしてみましたが。

今回は王道のストーリー構成を心がけています。
あと読みやすさも考えて書いているつもりですので。。。

では、第5部プロローグ。
どうぞ!



ここは「深淵の国」の隣、「騎士の国」。
元々建国の歴史から、「聖王国(現・深淵の国)」に使える騎士を輩出してきた国家であり、
立場上「聖王国」とも当然関係が深い。
「聖王国」が「深淵の令嬢・ソナス=ファベール」の手によって陥落し、「深淵の国」となった時
真っ先に「聖王国」の王族・上貴族たちはこの「騎士の国」に逃げ込んだのだ。
所謂「聖王国残党」である。
彼らは「騎士の国」でも大きな顔をしたため即、領民から嫌われた。
そして当然騎士たちからも嫌悪された。
居場所を無くしつつある残党は「騎士の国」国王より最後通告を言い渡されるに至る。
「聖王国を取り戻されては如何でしょうか。
 そのための我ら「騎士の国」騎士団です。
 もし、聖王国を取り戻すおつもりが無いようでしたらどうぞ、お引取り下さい。
 我々は「聖王国に剣を捧げた騎士」の国です。
 聖王国が滅んだ今、どこぞの国の王よりも我が国の民を守るが先決ですので。」
聖王はその言葉に激怒し、こう言い放った。
「ふ、フン!
 我とて聖王国奪還を考えておるわ!
 我が娘、ステラを旗印に聖王国を取り戻してくれる!
 き、貴公の申し出をありがたく受けさせてもらおう!」
聖王の返答を聞いて「騎士の国」国王は半ば呆れながら答える。
「(やれやれ...「希代の愚王」とはよく言った。
  エレクトラ姫かステラ姫が王位について頂けたらどれ程両国にとって良かった事やら。
  現状、「深淵の国」となったあの国、悪い噂は無いようだ。
  そこに聖王家が統治してくだされば大義名分は立つのだが...。
  …しかし、しっかり騎士団を引き連れるつもりとはな...どこまで厚かましいのだ、この男は。)
 では、聖王様。
 もし仮に、奪還に失敗された場合はどうされますか?
 ご無礼とは存じますが、ご確認させて頂ければ。」
「(フン!若造が!
  ステラがよもや負けるとでも思っているのか!?
  ステラはかの女剣士、クラッセにも引けを取らぬ騎士よ!
  魔族などものの数ではないわ!)
 フン!
 もし万が一失敗したならば貴公の言うとおりこの国から出て行こう!
 だが貴公...聖王国国王である我にその口の聞き方、あとで後悔するなよ!?」
「しかと、覚えておきましょう。
 聖王様も、お忘れなく。
 (フン、凡俗め。
  ステラ殿には悪いが騎士団には程ほどで撤退するように指示をしておこう。)」
「騎士の国」国王が厚意で貸している屋敷に戻るなり聖王は娘・ステラを呼び出す。
訓練に余念が無いステラだったが、父王からの呼び出しとあり早速屋敷に向かう。
「お呼びでしょうか、父上。」
「!
 わ、我は聖王だぞ!
 たとえ娘でも礼儀をわきまえんか!」
「ッ!
 し、失礼しました...。
 聖王国末姫、「姫騎士」ステラ=J=エムラボス。
 聖王様のお召しにより、参上いたしました...。」
「宜しい。
 さて、ステラよ。」
「はっ。」
「我らの聖王国を取り戻す時が来たぞ。
 総大将はお前だ。
 「騎士の国」騎士団の一団を率いて、汚らわしい魔族どもから我らが国を取り戻すのだ。」
「...は?
 せ、聖王様...。
 私が一団を率いると言うのですか?」
「そうだ。
 お前の話は良く聞いておる。
 任せたぞ。
 方法はお前に任せる。
 さ、行くが良い。
 もう下がれ。」
ステラの話を聞かず一方的に命令を下す聖王。
呆然としたままステラは若手騎士詰め所に戻る。
同僚の騎士たちが声をかけてくる。
「姫騎士、どうしたんだ?」
「なんか親父さんに呼ばれたらしいけど。」
「娘である君の前で言うのもなんだけど、縁切ったほうが君の為でもあると思うがなぁ。」
等、好き勝手に言ってくる。
散々言い寄ってきた所でステラが切り出す。
「父上が、私に一団を率いて「聖王国を取り戻せ」と命令してきたのだ。」
一同、静まる。
「そこで皆にお願いしたい。
 私と共に、聖王国奪還の任についてくれないだろうか?」
騎士長の青年が言う。
「我らは仲間。
 我ら騎士団は仲間の為ならばその身を惜しまん。
 そうだろう?皆よ。」
皆が大きく頷く。
「皆、すまない...。」
「それで、どうする?
 無策で突貫という訳にも行くまい。
 それに聖王国陥落後は国交が途絶しているから我々の知りえる情報も少ない。
 商人ギルドに情報を貰おう。」
「そうだね。
 ただ、原則は少人数による一転突破で行こうと思うの。
 聖王国の者が復活の旗印を掲げれば国民は立ち上がってくれると思う。」
「まぁそれも、君かエレクトラ様が立ち上がらないと国民は立ち上がらないだろうね。」
「わ、私なんかじゃ駄目だろうっ(あせあせ)
 やはり、姉様でないと。
 しかし...姉様...。」
「(しまった。)
 や、大丈夫だって。
 君の姉上ならば何らかの方法で生き延びてらっしゃるさ。
 なんと言っても人間で「守護天使」の召喚もできる方なんだからさ!」
「...そうだよね!
 うん、姉様は絶対生きてるさ!」
彼らの言う「守護天使」は単にエレクトラの能力目的に寄ってきた天使、
まさかソナスに真っ先に殺されていたとは夢にも思っていない面々。
「よし、姫騎士はここで作戦会議だ。
 誰か、商人ギルドであの国の情報を集めてきてくれ!」
新米騎士が問う。
「商人どもは「情報も売り物だ。」なんて言うと思うぜ?」
「多少は払ってやればいいさ。
 任せる。」
「解った、んじゃ行ってくる。」
年が近いせいもあり、皆階級に縛られずフランクに話し合う。
会議は進む。
「聖王国がやられた逆パターンで行こう。
 今度は我々が貿易都市を攻め落とし、国民の支持を得る。
 そして聖王都にいる魔族を追い出すんだ。」
「いや、途中の中継都市から落したほうが無難だろう...。」
等と話し合ってるうちに商人ギルドに行った新米騎士が戻ってくる。
「戻った。」
「おぉ、情報はどうだった?
 得られたか?」
「騎士長、ちょっと...。」
「何だよ。改まって。」
商人ギルドで得た情報を騎士長にだけ話す新米騎士。
現在「聖王国」改め「深淵の国」では
・聖王国時代より治安が良い
・交易も盛んで商人ギルドの本部を深淵の国に置く計画も挙がっている。
・現在の王都は元・貿易都市
・魔王「深淵の令嬢」が君臨しているが「聖姫」エレクトラが補佐をして統治している。
・国民は「深淵の令嬢」統治を喜んで受け入れている。
・税率が(ry
等全てにおいて聖王国時代より良い、という評価だったのだ。
騎士長と新米騎士は頭を悩ませる。
「まさか、エレクトラ姫があちらに居るとはな...。
 (我が王はご存知なのか...?)」
「どうする?
 姫騎士にそのまま伝えるか?
 しかし彼女をエレクトラ姫と戦わせるわけにもいかないだろう...?」
「姉様がどうかしたの!?」
「「うわッ!?」」
「な、何だ...!?
 姉様の話が挙がったようだが、何か情報があったの?」
「(おい...。どうするよ...?)」
「(残酷だが現実を伝えるか...。)」
騎士長が伝える。
「姫騎士、良い話と残念な話がある。
 まず良い話からしよう。
 君の姉上、「聖姫・エレクトラ様」が見つかった。」
「そうなのか!?
 やはり姉様、ご無事だったんだ。」
「次に悪い知らせだ。
 聖姫・エレクトラ様は「聖王国」改め「深淵の国」で魔王の補佐をされている。」
「...ぇ?
 そ、それって...ぇ?...ぇ?
 どういう...事...なの?」
「...端的に言うと、エレクトラ様は我々の「敵」だという事だ。」
「そんなッ!?
 馬鹿な!
 姉様が、聖王国を捨てて、そして魔王の部下になるとかありえない!
 何か、法術か何かで操られているとしか考えられない!
 私は!認めない!」
「俺たちだって信じれないさ!
 しかし、交易のある商人ギルドの情報なんだ。
 彼らは利益で動く。
 信用を失って損失を出すような嘘は言わない。」
「絶対...認めない!
 姉様は、間違いなく、いるんだね?
 ならば直接...問いただす!」
詰め所から飛び出すステラ。
「あ!おい!」
騎士長と騎士1、騎士2が大慌てで追いかける。
「ハァッ」
馬を駆り「深淵の国」に馬首を向け駆け出すステラ。
先の三人も大慌てで追いかける。
1人の姫騎士ととばっちりを受けた3人の騎士が「深淵の国」首都・貿易都市に向かう。

~続く~

という訳で始まりました第5部。

今回は第1部で滅んだ聖王国残党が登場し、その旗印になんと!
エレクトラの妹を押し上げる。といったお話です。
これがどう堕SSに繋がるのか。。。というのは次回以降お楽しみにして下さいませ!

しかし...聖王のクズっぷりは我ながら呆れますねw

-おしたり
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コメント欄でははじめまして。虫屋のADUでございます。
着々と世界観が広がっていますね。
まぁあれです……親がそれだと堕ちたくなる気持ちも実に良くわかりますw

コメント欄でははじめまして。虫屋のADUでございます。
着々と世界観が広がっていますね。
まぁあれです……親がそれだと堕ちたくなる気持ちも実に良くわかりますw

No title

>> ADUさん

コメントありがとうございます!

> 着々と世界観が広がっていますね。

広がりすぎて収拾つかないようにならないように気をつけますw

> 親がそれだと堕ちたくなる気持ちも実に良くわかりますw

もうこのクズさも王道でw
今後ともよろしくおねがいします~
プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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