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双子の剣奴(その1)

さて、第3部ですが前回で大まかな敵が現れました。

魔族、というのか魔人というのか。「ボザック」という魔族がいる。
少なくとも魔王「深淵の令嬢」の国でひとつの町を滅ぼしている事。
栞にその魔族(魔人?)の抹殺指令が降りている事。
が判明しています。

では、今回は第3部の舞台となる「剣奴の町」が滅びる原因となったお話を。。。

では、どうぞ!



ここは「剣奴の町」国家の名が「聖王国」から「深淵の国」と名前が変わって、
支配者が変わってもこの町は変わらず「剣奴」を送り出している。

通常「剣奴」というと人同士戦わせたり、魔物と戦わせたりと、
「戦わせる為の奴隷」という印象が強い。
しかし、この町で言う「剣奴」はどちらかというと「職業軍人」に近いものがある。

有能な人物等は弟子を取る、師弟制度も整っている。
後進への教育はかなりしっかりして「剣奴の町」の"質"を保っているのだ。

その町に事件は...唐突に起きた。
突如現れたたった一人の魔族に次々と剣奴たちが殺されたのだ。

あらかたの剣奴を屠った魔族が町の広場で高々と宣言する。
「剣奴の町も質が下がったものだなぁオイ!?
 いつからこの町はここまで弱くなったんだぁ!?
 俺の名はボザックだ!
 いつでも挑戦を受け付けてやるぞ!?」
「「好き放題に言って!
  師匠の仇ッ!!
 今ここで取らせてもらう!」
長剣使いと双剣使いの二人の剣奴が挑戦する。
長剣使いの剣奴見習いはトイ。
双剣使いの剣奴見習いはミニマといった。
ボザックに殺された「現代最強の剣奴」に師事していた剣奴見習いである。
二人のコンビネーションで魔族も何度か屠っている、最近実力を伸ばしてきている姉妹だ。

そんなトイとミニマがボザックに挑む。
「「師匠の仇ッ」」
「フン
 この町の剣奴どもは皆殺しだが、ガキを殺したところで...
 何っ!?」
ミニマがボザックの懐に入り込み、素早い攻撃で反撃を封じたところ、
トイが確実なダメージを与えてくる。
ボザックが反撃できない絶妙なコンビネーションを使用してくるのだ。
「ククッ面白いな。
 コンビネーションも悪くは無い。
 少し本気で相手してやるとしようか。」
「ッ
 馬鹿にしてッ」
「待ちなさいッ
 ミニマ!!」
トイの静止を振り切ってミニマが距離を詰めようとする。
「お前たちの得意な距離を封じさせてもらうか。
 -黒炎の外套」
闇色の炎がその名の通りマントのようにボザックを包む。
「さて、どう出てくるかな?」
今度はボザックが距離を詰めるように前へ出る。
トイが距離を置こうとミニマに指示をする。
「ミニマッ
 あの魔法は何か嫌な感じがするわ!
 一旦、距離を置いて!」
だが、ミニマは反論して逆に距離を詰める。
「ヤツの懐に潜り込めば、こちらが有利だよ!」
「(ほう...?)」
内心ボザックは驚いた。
黒炎の外套は「相手に威圧感を与えて、自分の有利な距離を保つ」目的でもあったからだ。
超接近戦になると手数でボザックには不利なのだ。
トイの直感も正しいし、ミニマの判断もある意味正しい。
「はぁぁぁぁッ」
ミニマが勢いをつけて距離を詰める。
「クッ!?」
黒炎の外套を翻して距離を取ろうとしたがすでにミニマは懐の中。
先よりも激しい連激を繰り出す。
「師匠の仇ぃッ!!」
「ヌッ
 うおぉぉぉぉぉ!?」
ミニマの気迫に圧倒されボザックが一旦距離を置く。
「(このガキは面白いぞ。
  ...それに、使えるな。
  クククッ)
 クック、ガキの癖に、やるな!
 師匠が余程の実力があったに違いない。」
ミニマの身体能力の高さに内心驚きつつ、ミニマを「使う」事を思いつき黒炎の範囲を広げる。
頭に血が上ったミニマはその事に気づかない。
「貴様がッ
 その師匠を殺したんだッ!!!」
冷静だったトイが直感で異変を感じてミニマを静止する!
「ミニマ!
 何か、変よ!
 師匠も言ってたでしょッ!?
 「落ち着きなさい」って!!」
しかし、今のミニマに「師匠」を思い出させる事は火に油だ。
「うるさいっうるさいっ!
 いつもお姉ちゃんは師匠に可愛がられてッ!!
 師匠の仇は私がっ!
 取るんだ!」
トイの静止を無視してまた距離を詰めるッ
しかしそこはボザックの黒炎の罠の中だ。
「クククッ
 威勢のいいガキだ。
 それに身体能力も良い。
 面白い、面白いぞ!!
 黒炎よ!ガキを捕らえよ!」
ボザックが黒炎でミニマを捕らえようと蛇のように伸びる。
「なっ!?
 うぁ!?」
黒炎に捕らえられるミニマ。
「ミニマ!?
 だから、言ったのにッ!!」
ボザックが捕らえたミニマに宣告する。
「ほほう。小僧と思っていたがこれはこれは...
 小娘だったとはな。(ニヤリ)」
「クッ
 変態がッ!!」
「ククク...
 小娘、いやミニマと言ったか。
 強くなりたいか?
 この俺を殺せるほどに。
 (そして「あの娘を見返すほど」に...な?)」
「貴様を殺せるなら、どんな手を使っても強くなりたいさ!
 貴様だけは、必ずッ必ず殺してやる!!」
「ほう?
 「どんな手を使っても強くなりたい」んだな?
 それは貴様の本心か?(ニヤリ)」
ボザックの黒炎が揺らめく。
トイが直感でミニマに危険を知らせる。
「ミニマ、
 何か変!
 答えちゃだめ!!」
しかし、頭に血がのぼったミニマの耳には届かなかった。
「そうよ!
 強くなりたいわ!」
「ならば、俺が貴様を強くしてやろう!」
「な!?
 誰が!お前になんて教えを乞うか!」
「さっき貴様はなんと言った?
 あぁん?
 「どんな手を使っても強くなりたい」。そういったのではなかったのか?」
「ぅ...」
「それに貴様の本心は
 俺を殺したい、だがその根底には「そこの娘を見返したい。」だろう?」
「そ、そんな事は無い!
 でたらめを言うな!」
「ククク、俺も人間だった頃はそうだったからさ。
 俺は常に兄貴を見返してやりたいと思っていた。
 その時の俺を見ているようでな。
 お前も俺を殺す事でその娘を見返したいのだろう。
 ククク。」
「ふざけるな!
 お前と一緒にするな!」
「相変わらず威勢のいい事だな。
 だが、貴様は「どんな手を使っても強くなりたい」と望んだのだ。
 黒炎はその要望を叶えよう。」
「ふざけるなッ!
 あたしはそんな事望んでないっ」
「もう遅い。
 クククッ」
ミニマの全身を捕らえている黒炎が一気に熱を出す。
「ゥアアアアアアアアアアアアアアッ!?」
「ミニマッ!?」
「この黒炎は魂をも浄化する炎だ。
 身も心も黒炎に焼かれ、貴様の本当の姿を手に入れるのだ。
 ックック。」
黒炎がミニマの全身を包んでいく...

~続く~
出張先で思いつきメモしていたのに...消えてしまったとはorz
次回は序章(その2)に続きます。

また少し、間が空きますがお楽しみにしていただけたら!
-おしたり

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プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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