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繰り糸の道化師、登場(第2部:序章)

さて、第1部はいかがだったでしょうか?

今回から少し、視点が変わり第2部の始まりでございます。
お楽しみいただけましたなら、幸いです。

では、どうぞ!



聖王国が滅び、新たに魔王が国王となった国が樹立。
その衝撃は人間が支配する国家間には「次はわが国か!?」という危機感を与えた。
しかし、魔族が支配する国家間では「あの「深淵の令嬢」が国を!?あの面倒臭がりの魔王が何ヶ月で投げるか!?」と
賭けの対象になっていた。

場所は変わって、「聖王国」改め「深淵の国」。
「聖王国」の時代は第二の都市だった貿易都市だったが、「深遠の国」においてはその立地性から首都となった。
統治においても、ダークプリンセス(エレクトラ=J=エムラボス)が目覚め、人々の混乱は最小限のまま新国家へと
変わりつつある。

中央堂も、現在は魔王「深淵の令嬢」の城として改築され、日々、「深淵の国」で起こった事件、問題等が送り込まれる。
『西の国境付近の村々で盗賊団が現れて困っているぅ?
 ケルベロスを貸してあげるわぁ。』
「お姐様、それは近隣の住民に危険は無いのですか?」
『大丈夫よぉ。
 「番犬」だし頭がいいから私の命令には服従よぉ。」

「魔王様、海沿いの町で疫病が発生しているようですが。」
『教会の医療部隊を派遣してぇ。
 部隊には抗体術を忘れずにねぇ?』
「かしこまりました。
 プリースト、部隊の選出をお願いするわ。」
「わかったわ。」
人間時代は位の差があったが今や同じ「魔王の配下」気さくに話し合える。

『次は何よぉ...?
 「僕の町に住む、人形を作っているおじさんが怖いです。
  夜、おじさんの作業場から女の子の泣き叫ぶ声が聞こえてきたりします。
  町の人たちはおじさんを怖がって何も言いません。
  どうか、調べてください。お願いします。」
 …何よぉ、これ。
 こんなの町の自警団に頼めばいいでしょぉ...
 場所はどこよぉ...高山の町?』
ダークプリンセスの作業の手が止まる。
「高山の町...
 人形師エラック?」
『エレクトラ、知っているのぉ?
 その人形師とやらを?』
「はい、魔王様。
 人形師エラック。
 「生きている人形を作る」とまで言われる世界最高峰のドールマイスターです。
 しかし、人形に魂を込めるために「禁呪に手を出している」とも言われている男です。」
『詳しいのねぇ。』
「はい。
 昔女剣士に「プリースト人形を作ってもらうから調べて欲しい」と言われた事があり、調べました。」
今度はダークプリースト(ソフィア=ユートピア)の作業の手が止まる。
「!?(ガタッ)
 そ、それで...私の人形はどうなった...の...?」
「断られたらしいわ。
 何か「材料が足りない」とかで。」
「そ、そう...(ふぅ)」
『あのコの愛も相当ねぇ...
 まぁいいわ、この件は騎士団を派遣させて調査させましょぉ。』
「「かしこまりました。」」
この時、「調査」でなく「殲滅」を選んでおけばこの後の「事件」は起きなかったのだが。。。。

暗殺者(栞)が会議室に顔を出し、休憩を知らせる。
「主様、皆様方、そろそろ休憩の時間です。」
『あらぁ、もうそんな時間かしらぁ?
 もう少し案件が残ってるのよねぇ...。』
「…主様がお好きだったので今日は「大学いも」を沢山こしらえたのですが...?」
『!!
 さ!休憩のお時間よぉ!』
ソフィアとエレクトラが頷く。
 「かしこまりました。」
 「わかりました。」

バルコニーでお茶を楽しみながら話し合う。
『しかし、栞の特技が「お菓子作り」とは思いもしなかったわぁ。
 この甘さがたまらないわぁ...。(もぎゅもぎゅ)』
「お褒めに預かり恐縮です...。」
「栞ちゃん、お菓子に対する情熱がすごいからね。
 うん、おいしいわ」
「栞は暗殺者じゃなくても仕事がありそうよね。。。」
『あら、駄目よぉ?
 栞は私専属のパティシエなのよぉ?』
「あ、主様ッ(あせっ)」
『んふふふぅ...』

突如闖入者の声が響く。
「ん~。
 楽しそうだねぇ、ボクも混ざってもいいかい?」
転移魔法で一人の小柄な少年が現れる。
「「誰!?」」
「主様、後ろにお下がりを。」
「おっと、気が早いよ?」
少年が人差し指を立て、チッチッチッと指を振る。
その途端、三人の身体が動かなくなる。
「「「!?」」」
身体が石化したかのように動かない。一体、何が?
「アハハハ!
 さて、ボクも一つ頂こうかな。
 うん!これは美味しいね!(もぐもぐ)」

「一つ」でなく次々と食べる闖入者。
『(イライラ)
 おふざけはその位にしておきなさい。』
「おっと、ごめんよ。
 つい食べ過ぎちゃったかな?」
『そんな事より「術」を解除するのが先よ。
 すぐ解除しなさい。』
「ハハ、怖いなぁ。
 わかったよ、すぐ解除する。
 けど「令嬢」、キミって不機嫌になるとすぐ解るよね。」
闖入者が指をパチンと鳴らした途端、三人の身体の自由が戻る。
魔王を守るように、ソフィア、エレクトラ、栞の三人が身構える。
『あなた達では敵わないわぁ。
 こんなヤツでも魔王よ。
 それで、何の用なのかしらぁ?「繰り糸の道化師」。』
「「「なっ!?」」」
「ご紹介頂き、光栄だよ「深淵の令嬢」。
 そしてキミたちには初めまして、だね。
 そう、ボクが魔王「繰り糸の道化師」だよ。
 以後、お見知りおきを。
 そして、用なんだけど特に無いんだよ。
 まぁあえて言うなら、「キミの国」の現状を見に来たのさ。
 知ってるかい?
 上級魔族の連中の間ではこの国が何ヶ月で飽きられるか賭けがされてるんだよ?」

エレクトラが緊張感を高める。
-魔王「繰り糸の道化師」。
 子供のような外観だが、非常に残忍な事でも有名。
 操術使いで右に出るものがいない。
 過去に砂漠の国にあった「オアシスの町」領主の妻を手に入れるためだけに、
 町の人たち全員を操り殺し合わせたという。
 しかし、魔王様に妙になれなれしいわね…。

「道化師」が魔王に近づいて髪を触る
「いやー、しかし何時見ても綺麗な髪だねぇ。
 以前よりも艶も良い感じがするよ?」
『えぇ。
 今はこのダークプリーストと一緒にお風呂に入っているからねぇ。
 手入れは完璧よぉ?(えっへん)』
「お、お姐様...。」
「ハハッなるほど。
 キミは配下に恵まれているねぇ。」
「「繰り糸の道化師」様、
 本当の所、主様にどういったご用件でしょうか?」
「ん?
 キミが栞ちゃんか。キミのお菓子、美味しかったよ。
 それにボクは本当に、この国の様子を見に着ただけなんだけどなぁ?」
「そうですか。
 お菓子へのお褒めの言葉、ありがとうございます。
 まだ、ありますので帰りにお土産としてお渡ししますね。」
「ハハハ、ありがとう!
 まぁキミたちが疑うのも無理は無いけど、僕と彼女では実力差が違いすぎるよ?
 一応ボクも魔王に列席してるけど、彼女はその中でも最強クラス。
 ボクなんて下も下さ。
 彼女にとってボクの息の根を止めるなんて簡単な事なんだよ。」
『まぁ、そうねぇ。
 だけどあまり馴々しいのも考えものよぉ?』
「おっと、それは失礼。
 ま、この国は安泰なようだし、良かったよ。
 また、遊びに来るね。
 -あぁ栞ちゃん、お土産はまた今度にお願いするよ!」
転移魔法を使用する「繰り糸の道化師」。
「じゃ、またね~。」

『相変わらず騒々しいわねぇ。
 休憩の時間も過ぎた事だし、あと少し、頑張るかしらぁ?』
「「頑張りましょう。」」
「かしこまりました。
 主様、某も業務にもどります。」

「…お姐様」
「…魔王様」
『ん?
 なぁに?』
「「栞ちゃん/栞、メイド服が気に入ってるのでしょうか?」」
『みたいねぇ。
 まぁ可愛らしいじゃあなぁい。』

クスクスクス…

城に魔王の楽しげな笑いが響き渡る。


~続く~

と、言うわけで第2部、序章。いかがだったでしょうか?
堕ち話が無くて申し訳ありません。
第2話からはちゃんとありますので。(汗

文章構成も少し気を使っているのですが、どうやっても表現が難しい。
最後の最後で今回の暗殺者の服装がメイド服だという展開に。

それと今回からキャラクターに名前をつけています。
暗殺者→栞
ダークプリンセス→エレクトラ=J=エムラボス
ダークプリースト→ソフィア=ユートピア
魔剣士→クラッセ
深淵の令嬢→ソナス=ファベール
繰り糸の道化師→スペンドル
人形師→エラック
栞以外はスピーカーから取っています(おしたりの職業柄

予想以上に繰り糸の道化師のセリフを考えるのが楽しくて止まりませんね。
第2話以降もお楽しみにしてくださいませ!
-おしたり
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プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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