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プリンセス、堕落

今回で第1部最終章。
プリンセスが堕落する回になります!

では、参りましょう!



ここはプリーストの故郷だった町。
しかし今や魔王「深淵の令嬢」の居城となっている。
その一室で魔王とその臣下が話し合っている。
『…で、どうやってその娘を捕らえるか、よねぇ…』
「はい…彼女は守護天使の召喚もできる程の実力者。
 それにあの町は彼女の庇護下で結界で守られています。
 私の配下では近づく事も出来ません。」
「某が...潜入して隙を見て拉致しましょうか?」
「駄目よ、彼女は疎まれていても聖王国の末姫。
 素性の知らない者を近づける事も無いし、
 彼女の身辺は聖騎士クラスとさっきの守護天使が守ってるわ。
 そんな帰還できる可能性が0に等しい任務にお姐様が許可を出すわけはないわ。」
『ん~…
 なら、あのコを使ってみたらどうかしらぁ?』
「魔剣士...ですか。
 多分、厳しいでしょうね。
 プリンセスは「浄化の力」が人間の域を大きく逸脱しています。
 まだ、武具で心を縛っている状態の魔剣士では返り討ちにあい、
 最悪敵になってしまう恐れがあります。」
『んもぉ。。。
 面倒臭いわねぇ...。
 放って置くことはできないのかしらぁ?』
「それは...厳しいでしょうね。
 元々私と魔剣士は彼女の命で各地を回っていました。
 私に続いて剣士までが行方を眩ませたとなると、必ず捜査します。
 遠からず、この地に気づくでしょう。
 むしろ、まだ気づいていない今がチャンスと言えます。」
『んん。。。
 今少し良い案が閃いたけどぉ…
 私はやりたくはないわねぇ。。。』
「お姐様?
 どのような案でしょうか?」
『まだ、あのコ(剣士)が私たちの仲間になって日が浅いわねぇ。
 それにあなたの事も相手は知らないわけよねぇ。』
「そうでしょうね。
 それが、何か?」
『一芝居打つのよぉ。
 魔剣士にあなたを攻撃させるのぉ。
 貿易都市の近くで、ねぇ。』
「!」
『そして、あなたは助けを求めて逃げ込むのよぉ。
 そうすれば顔馴染みのあなたの事、警戒されずに入り込めるわぁ。
 あとはその聖女様を堕として内部から支配すればいいんじゃなぁい?』
「なる...ほど。
 一番、手堅そうですね。。。」
『あと、貿易都市には暗殺者を潜伏させておくわぁ。
 旅芸人として先に貿易都市に潜り込みなさぁい。』
「御意。
 ダークプリースト殿、、、お気をつけて。」
「ええ、暗殺者ちゃんも気をつけてね。」
『それと私も貿易都市に先に入っておくわぁ。
 一度、あの都市に行ってみたかったのよねぇ...』
「お、お姐様?
 そんな危険な真似はおよしください!」
『あなた一人を危険な目に遭わしたくないのよぉ?
 ダークプリースト、手をお出しなさぁい。』
「?
 これ...は?」
『私特性のアミュレットよぉ。
 もし貴方に何かあった場合、それが一度だけ守ってくれるわぁ。
 そんな事は無いとは思うけどぉ。
 ただ、そのアミュレットに何かあった場合、貿易都市は滅ぼすわぁ。
 私の全力をもってねぇ。。。』
「お姐様。。。
 ありがとうございますっ!」
「…ダークプリースト殿ばかり...ずるいです。」
『なぁにを言ってるのよぉ。
 私が貿易都市に行くのも、貴方が実力を出せるようにするためでもあるのよぉ?
「も、申し訳ありません!」
『 それと武器を今回あなたには渡しておくわぁ。
 -これよぉ。』
「これは...?」
『これは「影走りの短剣」。
 貴方の闇属性攻撃の威力、範囲が増大するわぁ。
 ただ、扱いが難しいから今まで以上に精進なさぁい。』
「ぎ、御意!
 主様...ありがとうございます!
『さて...
 後は魔剣士ねぇ。
 あのコを呼んでちょうだぁい。』

しばらくして魔剣士が部屋に現れる。
「魔王様、私をお呼びと伺いました。」
『えぇ、そうよぉ。
 貴方に一つ、任務を与えるわぁ。』
「ハッ」
『そう力まないのぉ。。。
 任務は簡単な事よぉ。
 「貿易都市」、知ってるわよねぇ?』
「ハッ
 聖王国末姫が治める都市です。
 聖王国第二の都市と言われてますが、実際は王都よりも繁栄している、実質聖王国最大の都市です。」
『そうよぉ。
 そこを落とすわぁ。』
「!?
 あ、あの都市には末姫がいて...
 彼女は私とプリーストのその...友人で...
 うぅ...あぁッ!?
 わ、私は魔王様の剣...だ。。。人間の仲間なんて...いない。
 違う、私は聖王軍の女剣士...
 うぅぅ…ああぁぁぁッ!?」
魔剣士が崩れ落ちる。
『!
 驚いたわねぇ。。。
 まだ潜在意識下では服従していなかったのねぇ?』
「うぅぅ…ま、魔王。。。私はプリーストを助ける...!」
『こんなので今度の作戦に使えるのかしらねぇ?』
「お姐様、私にお任せを。」
ダークプリーストが進み出る。
「うぅぅ...プリーストッ目を、目を...覚ませ!」
「女剣士。
 あなたは何を言っているの?」
「何...?」
「あなたは、自分で魔王様に剣を捧げたのよ?」
「ぅ...嘘だ!」
「そう。なら思い出させてあげるわ。
 さぁ魔剣士よ、魔の力を増大させよ。-闇との婚約」
魔剣士の呪詛を組み込まれた装備が淡く闇色に光る。
「アァァァァァアァッ!?
 ヤ....ヤメッ....ウアアアアァァァァァァッ!?」
「あなたが「本当のあなた」を取り戻すまでこの魔法は解けないわ。」
「ダ、ダークプリースト殿は魔剣士殿には容赦がないですね。。。」
「前にも言った通り、お姐様の敵は私の敵なのよ。
 誰が主人かもちゃんと躾けないとだめでしょう?」
『それは良いけどぉ…
 今度の任務に支障がない程度にしてよねぇ?』
「………。
 善処します。お姐様。」
「(善処って。。。どうやって!?ダークプリースト殿怖すぎる!)」
「何か言った?
 暗殺者ちゃん?」
「そ、某そろそろ貿易都市に向かいます!」
『やれやれねぇ...。』

そうこうしている内に魔剣士の再調教は終了する。
「私は魔王様の剣。
 意思を持たぬ一振りの剣...です。」
「よろしい。
 では貴方に魔王様より任務があるわ。」
『ん~。
 まぁ簡単に説明するわぁ。
 防衛都市付近まで貴方とダークプリーストで模擬戦闘を行って欲しいのよぉ。
 で、防衛都市に近づいたら派手に大技をダークプリーストにキメるの。
 あ、言っておくけど本気で当てたら後でおしおきよぉ?』
「はっ」
『大技を喰らった振りをしてダークプリーストが貿易都市に逃げ込むわぁ。
 貴方はそれを追いかけて...
 そうねぇ城壁を一部くらい吹っ飛ばして構わないわぁ。
 そして名乗りを上げるの。
 「私は 魔王の剣 魔剣士だ」とねぇ。
 クスクスクスクス。』
「かしこまりました。
 私はその後どうすればよろしいでしょうか?」
『そうねぇ...何かあった時を考えて近くに配置しておきたいけどぉ。
 ま、今回は暗殺者も出るし大丈夫かしらぁ?
 あなたはこの町に帰ってきておいてねぇ。』
「はっ」

それから3日後、まず暗殺者が旅芸人として貿易都市に入った。
次の日に魔王が「聖王都のお嬢様」という形で貿易都市入りする。

その二日後-
貿易都市の執務室で会議中のプリンセスの下に伝令が走りこむ。
「失礼いたします!
 ま、魔族の侵攻です!」
「!!
 数はどうなのですか!?」
「そ、それが一名で。。。」
「一名。。。?
 何か、変ですね?」
「それが。。。
 どうやら魔族に追われているのがプリースト様で、
 追っている魔族というのがどうやら。。。女剣士様のようなのです。」
「な、なんですって!?
 そんな、、、女剣士が魔族に!?」

その頃貿易都市近くでは
ダークプリーストと魔剣士が争う振りをしながら進んでいた。
「さぁ、魔剣士。
 そろそろ大技を使用してもいいわ。」
「解った。
 私のプリーストを傷つけないように、放つ。
 下手に避けられると逆に当たるから、このままの進路でいて。」
「…だから「私の」ってなんなの…
 わかったわ。
 このままの進路ね。」
「気にするな。
 行くぞ!
 重爆斬!!」

ドォォォォォォッ!!
街道に破壊音が響く。
「くっ(やりすぎよ!)
 女剣士!
 いくらあなが魔剣士になろうと、この都市には手出しは出来ないわ!
 この都市にはプリンセスがいるんだから!」
-城門から兵士が応戦に現れる
「プリースト様をお守りしろ!
 弓兵、射て!
 法術兵、詠唱開始!
 さぁプリースト殿、こちらへ!」
雨のように矢と魔法が降り注ぐ中、魔剣士は動きをさらに加速する。
「雑魚め。
 影刃閃!」
魔剣士が横薙ぎに剣を振るうと兵士が吹き飛ばされる。
「ついでだ!
 重爆斬!」

ドガァァァァァァッ
城門を半分ふっ飛ばし、魔剣士は高らかと宣言する。
「我が名は魔剣士!
 魔王様に従う一振りの剣なり!
 さぁ愚かなる人間どもよ!
 我が主、魔王様に従うがいい!」

ホテルからその様子を眺めていた魔王が呟いた。。。
『少し目立ちすぎよぉ。。。
 大まかにしか命令してなかったからかしらねぇ。
 まぁ、ああやって人々の前で宣言しちゃったんだからぁ
 今更人間の元には戻れないわよぉ?』

クスクスクスクス…

魔王の忍び笑いが貿易都市に響き渡る。


~続く~

今回は導入部です。

まぁ私の予想を大きく上回る難産になりそうですが、お楽しみくださいませませ!
-おしたり




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プロフィール

忍足誠

Author:忍足誠
厨二病真っ只中。 ラノベを読んだり、SS書いたりして日々自堕落に生きてます。 魔物娘・悪堕属性大好き。 こっそりオーディオ属性あり。
なお、アイコンは左藤空気先生より使用許可をいただいております。
Twitterアカウント:M_oshitariです。

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